
この記事は大学生を対象としていますが、短大・専門学校生でも考え方は同じです。
2-in-1パソコンなかなか便利そうじゃない。もっと詳しく知りたいわ。
けど難しい話は嫌よ!


それでは、スペックとか難しい話は控えめにして、理系大学生の使い方などに注目して解説しましょう。
なお、「2-in-1パソコン」は「タブレットPC」と同意義で使われていることが多いようですので、本記事ではタブレットPCも2-in-1パソコンとして扱います。
また、本記事で取り使う記事はWindows搭載のパソコンとなります。
使い勝手や価格面で考えた場合、2-in-1タイプのChromeBookも十分検討の余地があるかと思います。
ChromeBookについては別記事の【2022年版】大学生向けクロームブックの選び方と厳選オススメ機種でご紹介してますので興味のある方はご一読ください。
大学生の2-in-1パソコンはWindowsで正解か?
2-in-1パソコンはWindows以外にもクロームブックがあります。
そして、タブレット端末まで含めるとすればiPadやAndroidもあります。
これらは、基本ソフトであるOSが異なっているため、扱えるアプリの種類や使い勝手も異なってくるので迷うポイントになります。
最終的には好みの問題になってしまうのですが、Windowsが最適だと思われる大学生は下記に該当する人だと思います。
Windowsで正解な大学生
パソコンを1台だけ所有する予定の大学生
レポートなどキャンパスライフで必要な作業を全てiPadだけで行うということも不可能ではありませんが、やはりWindowsが一番無難であることは否めません。
もし、1台しかパソコンを持たないのであればWindowsが良いでしょう。

あくまでも、無難ということです。
とくにレポート書きなど、文章作成メインの用途であればWindowsな必要はありません。
けど、Windowsに慣れておくことも必要よね。社会人になったら使いそうだし・・


はい。多くの企業がWindows派ですから、慣れておいて損はありませんね。
大学生向け2-in-1パソコンを選ぶポイント

大学生が2-in-1パソコンを選ぶ重要なポイントは5つあります。
- タブレットモードへの変形方法
- 専用ペンの有無
- バッテリー駆動時間
- 画面サイズ
- 内蔵カメラの性能
上記それぞれ詳しく解説します。
大学生向け2-in-1パソコンを選ぶポイント1タブレットモードへの変形方法

2-in-1パソコンはタブレットモードへの変形様式により「セパレートタイプ」と「コンバーチブルタイプ」の2種類に分類されます。
なお、Windowsタブレットにカバータイプのキーボードを装着してもセパレートタイプと同等と考えられます(Surfaceなど)。
レポート提出等、文書作成が多い大学生はコンバーチブルタイプ、それほど長い文章を頻繁に書かない大学生はセパレートタイプが良いと思います。

たしかに、長文書かないならキーボードは邪魔なだけね。


はい。自宅でレポート作成する人は、セパレートタイプにして、キーボードは必要な時だけ大学へ持参すれば良いです。
確かに荷物は少ない方がいいわね。


キーボードの重さは大体300〜400g程度ですが、荷物はなるべく軽い方が良いですよね。
セパレートタイプとコンバーチブルタイプそれぞれのメリットとデメリットをまとめると以下の通りです。
コンバーチブルタイプのメリットデメリット
タブレットモード時に手で持って使うスタイルだと重くて大変です。
低〜中間価格帯の機種では1.5kg前後あるので、普通のタブレット感覚では使えません。
なので、タブレットモードでもテーブルの上に置いて使う方が向いています。
セパレートタイプよりもラインナップが豊富で、価格は安めです。
セパレートタイプのメリットデメリット
タブレットモードにした時に、キーボード部分を切り離せるので、その分軽量になります。
普通のタブレット端末として使っている感覚で使えます。なお、価格は高めになります。

私はコンバーチブルを使っていますが、テーブルの上に据え置きですね・・。長時間の手持ちは正直無理ですね。
大学生向け2-in-1パソコンを選ぶポイント2専用ペンの有無

ペンの有無や性能が結構重要だと思っています。
ペンを使いこなせば作業効率が上がりますよ!
優秀な描画性能を持つ専用のスタイラスペンがある機種が良いでしょう。
スタイラスペンがまともに使えないと、価値が半減すると言えます。
その理由には大学生特有の使い方にあります。
大学生はレポートや卒論を実際に作成する時間よりも、それらの文書を作成するための情報収集と整理に使う時間の方が圧倒的に長くなるからです。
大学生がレポートや卒論で参考にする資料のほとんどは、インターネット上にあります。
例えば、学術論文のほとんどはPDFファイルをダウンロードして使えます。
そのようなデジタル資料類にペンで直接メモを書けた方が圧倒的に便利なはずです。
Amazonなんかで売っているサードパーティー製のペンはどうなのかしら?


サードパーティー製のものでも十分な性能のものもあります。
ただし、パソコンの機種に適合するか確認が必要です。
サードパーティー製のペンでも、何にでも使えるタイプの汎用ペンは性能が悪いことが多いかと思います。
例えばSurface専用ペン互換品のような特定の機種にだけ使えるモデルが良いでしょう。
大学生向け2-in-1パソコンを選ぶポイント3バッテリー駆動時間
とくに大学生の場合、バッテリー駆動でパソコンが長く使える機種が良いと考えられます。
なぜなら、大学の講義室に使えるコンセントがあるとは限らないからです。
少なくとも8時間、理想を言えば10時間以上のバッテリー駆動時間はほしいです。
・・・10時間も連続で使わないけど。


10時間分あれば、万が一充電を忘れても残量が残っていますので使えますよ
大学生向け2-in-1パソコンを選ぶポイント4画面サイズ
画面サイズは作業効率に直結するので、なるべく大きい方が良いかと思います。
とくに、作図等の作業がある理系の場合は、画面サイズが14-15インチクラスのものが良いでしょう。
ただし、2-in-1タイプで14インチクラスは10万円前後、15インチクラスは10万円後半〜と価格は高めです。
ですが、図等を画面に直接描ける便利さを考えると一考の価値ありです。
大学生向け2-in-1パソコンを選ぶポイント5内蔵カメラの性能
2-in-1パソコンはスマホと同じように画面側(インカメラ)、外側(アウトカメラ)の2種類を搭載するモデルもあります。
ただし、コンバーチブルタイプのモデルでは、アウトカメラが搭載されていないケースが多いようです。
大学生が2-in-1パソコンの内臓カメラを使用する機会は下記の3つが考えられます。
- 就職活動やオンライン講義(インカメラ)
- 板書の撮影・実験や実習の記録用(アウトカメラ)
- 紙資料の取り込み(アウトカメラ)

インカメラ 1.就職活動やオンライン講義
新型コロナの影響で、多くの企業がオンライン面接をしています。
そして、このオンライン面接という手法は、企業側にも学生側にも大きなメリットがあるので、コロナ就職後も続くと考えられます。
オンライン通話で使うのがインカメラになるのですが、どの機種を選んでも性能はほとんど変わりませんので気にする必要なないかと思います。
一部のモデルについては「プライバシーシャッター」を搭載しているものもあり、回線を切らずに一時的に映像を切れるので意外と便利です。
アウトカメラ 2.板書の撮影など記録用
板書せずにパワーポイントなどのスライドを使う教授が結構多いかと思います(早くスライドが切り替わるとメモれない)。
それらをノートに書くのではなく、写真撮影した方が確実で効率が良いはずです。
撮影した画像に直接ペンでメモ書きするという効果的な使い方もできます。
理系の実験などでは、実験記録用に写真撮影するという用途も考えられます(←超オススメ)。
アウトカメラ 3.紙資料の取り込み
配られたプリント類は紙で持っているより、撮影して保存しておいた方が何かと便利だと思います。
また、図書館等で借りた書籍についても、コピー機を使うのではなく、必要な部分だけを撮影しておけばコピー代もかかりません。

フィールドワークや調査、実験がある人は記録用にアウトカメラが大変重宝します。
普通のノートパソコンにはアウトカメラはついていませんので、2-in-1の強みの一つです。
簡単にに選ぶコツも紹介!大学生に最適なスペックは?
パソコン選びで頭を悩ますのがプロセッサー速度、メモリー搭載量などのスペックだと思います。
これの細かい話をすると余計悩ましいと思いますので、目安を2パターン挙げます。
例① 大学生に標準的なスペック
→Intel Core i5 またはAMD Ryzen5
→8GB
→256GB
※大学で推奨スペックを提示している場合、この構成が一般的だと思います。
また、世の中的にも一番出回っているスペックだと思います。
例② お金を節約したスペック
→Intel Core i3 またはAMD Ryzen3
※Intel Pentium GoldやCeleron、QualcommのSnapdragonでも可
→4GB
→128GB
※64GBでも無理すれば何とかなりますがオススメしません。Windowsの大型アップデート時に空き容量が少ないとアップデートできないためです(工夫が必要)。
※文系など文書作成やインターネット閲覧、メールが中心の人でパソコンにお金をかけたくない人はこの構成でも良いかと思います。処理速度は劣りますが、十分使えるレベルです。

そして、共通して言えることですが大学生向けであればMicrosoftオフィスの有無は問いません。
大学在学期間中はMicrosoft Officeが無償利用できるので、オフィスが入っていないパソコンでも問題ありません。
ただし、卒業すると無料で使えませんから残りの在学期間を考慮して決めましょう。
大学生にオススメの2-in-1パソコン厳選4機種
これまでの解説を踏まえて、セパレートタイプ2機種、コンバーチブルタイプ2機種を厳選してご紹介します。
まずはセパレートタイプをご紹介しますが、コンバーチブルタイプをすぐにご覧になりたい人はこのリンクでスクロールできます。
セパレートタイプ2-in-1パソコン紹介

最初にキーボードと画面が分離するセパレートタイプを3機種ご紹介します。
モバイル性能重視。頑丈PC
紙ノートの代替になりそうな2-in-1PC
ASUS
ExpertBook B3 Detachable B3000DQ1A
10.5インチ画面
※写真をタップするとAmazonの該当ページが別ウィンドウで開きます。
スペック概要
- プロセッサ:Snapdragon 7c Gen2
- メモリー:
Amazon→4GB
Yahoo、楽天→8GB - 記憶装置:128GB eMMC
- 画面サイズ:10.5インチ
- バッテリー駆動時間:18.6時間!
- 本体重量:595g(本体のみ)
- ペン:付属(内臓可能)
- オフィスソフト:Microsft365 Parsonal(1年)
- OS:Windows11
ポイント
画面サイズは10.5インチと小さく、処理速度が優れているとは言えませんが、その分価格とモバイル性能が優れていると言えます。
特に、バッテリー駆動時間が18.6時間なので、1日くらいなら充電を忘れても大丈夫です。
また、ペンが付属していて本体内部に収納・充電が可能です。
大学生のレポート作成くらいであれば十分な性能で、持ち運びが容易なのでノートの代替にちょうど良いモデルです。

この商品の購入には注意点があります。
この機種はメモリー搭載量が4GBと8GBの2種類があります。
現在Amazonでは8GBモデルは品切れで、逆にYahoo、楽天は4GBモデルの販売はありません。
価格も約1万円ほど8GBモデルは高めになっています。
文系のレポート中心の人であれば4GB(Amazon)でも良いでしょう。
価格と購入情報
実売価格帯
5万円台〜
価格調査日:2023/1/2
※メモリ4GBモデル
安いサイトは?
この商品は8GBモデルの場合ヤフーがお得です。
※価格は常に変動します、下のボタンでご確認ください(別タブで開きます)
紙ノートのようにお手軽に使えそう
セパレートタイプ2-in-1の定番品
Microsoft
Surface Go 3
Intel Pentium Gold搭載モデル
※写真をタップするとAmazonの該当ページが別タブで開きます。
スペック概要
- プロセッサ:Intel Pentium Gold
- メモリー:8G
- 記憶装置:128GB
- 画面サイズ:10.5インチ
- バッテリー駆動時間:11時間
- 本体重量:0.99kg
- キーボード/ペン:別売
- オフィスソフト:MS Office2021 H&B
- OS:Windows11 Home(Sモード)
ポイント
これよりも安いモデルで保存容量とメモリー容量が半分のモデルがありますが、大学生向けにはスペックが低過ぎると思いますのでこちらをお勧めします。
正直、このモデルは処理速度の面で見ると低スペックなパソコンに分類されますが、ワードやエクセルを使ったレポート作成、Web閲覧なら十分使えます。
むしろ、本体重量が1kgを切り、A4サイズのカバンに入るコンパクトさのメリットの方が大きいかと思います(まさにデジタルノート!)。
背面カメラが8メガピクセル(800万画素)あるので、紙プリントを撮影してテキストデータに変換(OCR)といったことも可能です。→テキストに変換しておくと検索できる
安くするコツ
このモデルはキーボード・ペンは別売です。純正品を買うとタイプカバー(キーボード)とペンで2万円以上かかります。
なので、お金がない人やこだわりがない人については、キーボードとペンはサードパーティー製を使うことをお勧めします。
Amazonあたりで合わせて1万円以内で揃うかと思います(性能もそれなりに良いです)。
価格と購入情報
実売価格帯
6万円台〜
価格調査日:2023/1/2
※ポイント・送料は考慮していません。
安いサイトは?
この商品はヤフーがお得みたいです。なお、公式だと学割が使えます。
※価格は常に変動します、下のボタンでご確認ください(別タブで開きます)

次のサーフェスプロが今回紹介した中で一番のオススメです。
便利に使え、スペック的にも十分な割に高額ではありません
これ1台でキャンパスライフは十分!
標準的パソコンと同程度の性能
Microsoft
Surface Pro 8
Intel Core i5搭載モデル
※写真をタップするとAmazonの該当ページが別タブで開きます。
スペック概要
- プロセッサ:Intel Core i5
- メモリー:8GB
- 記憶装置:128GB
- 画面サイズ:13インチ
- バッテリー駆動時間:16時間
- 本体重量:0.891kg
- キーボード/ペン:別売
- オフィスソフト:Office H&B2021搭載
- OS:Windows11 Home
ポイント
画面サイズや他のスペックから見ても、世の中に出回っているモバイル向けパソコンの標準的スペックといえます。
このスペックであれば、画像編集やちょっとした動画編集も可能でしょう。
通常の使用においては全くのストレスフーリーなことは間違い無いかと思います。
同等スペックの本体重量1kgを下回るノートパソコンを買おうと思えば、12〜13万円はかかるのでコスパは良いと言えるでしょう。
前述したサーフェスGO3よりも全てにおいて優れており、お金に余裕があればこちらの機種が完全にオススメです。
価格と購入情報
実売価格帯
10万円台〜
価格調査日:2023/1/2
※ポイント・送料は考慮していません。
安いサイトは?
この商品はヤフー・楽天がお得なようです
※価格は常に変動します、下のボタンでご確認ください(別タブで開きます)
コンバーチブルタイプ2-in-1パソコン紹介

ここからはキーボードを取り外せないコンバーチブルタイプをご紹介します。
普通のパソコンにかなり近い
標準的スペックのコンバーチブル
Lenovo
IdeaPad Flex 550
14型AMD Ryzen搭載モデル
※写真をタップするとAmazonの該当ページが別ウィンドウで開きます。
スペック概要
- プロセッサ:AMD Ryzen5 2.1GHz
- メモリー:8GB
- 記憶装置:256GB
- 画面サイズ:14インチ
- バッテリー駆動時間:16.1時間
- 本体重量:1.5kg
- ペン:別売
- オフィスソフト:なし
- OS:Windows 11 Home
ポイント
一言で言えば、標準的なノートパソコンにタッチパネル機能が付いたモデルという。ことができます。
本体重量が1.5kgあるので、タブレットのように手で持って長時間使用するのには向いていません。
パソコンのように使用したり、タブレット状態にした時もテーブルに置いて使うのが良いでしょう。
大学生の普段使いに十分なスペックを持っており、価格も安めなので無難な機種が欲しい人はこの機種が良いでしょう。
※この機種は現在品薄で、公式サイトでの入手が可能です
価格と購入情報
実売価格帯
7万円台前半〜
価格調査日:2023/1/2
※ポイント・送料は考慮していません。
安いサイトは?
この商品はメーカー直販がお得です。他は品切れ中のもよう。
※価格は常に変動します。下のボタンでご確認ください。
壊れにくく軽い2-in-1が欲しい人へ
軍事レベルでタフな一台
LG
LG gram 14
14型 Core i5 搭載モデル
※写真をタップするとAmazonの該当ページが別ウィンドウで開きます。
スペック概要
- プロセッサ:Intel Core i5 1.6GHz
- メモリー:8GB
- 記憶装置:256GB
- 画面サイズ:14インチ
- バッテリー駆動時間:21.5時間
- 本体重量:1.145kg
- ペン:専用ペン付属
- オフィスソフト:Office H&B 2019
- OS:Windows10 Home
Windows11無料アップグレード対象
ポイント
少し古いモデルですが、軍事規格に準拠した壊れにくいパソコンです(防塵・防滴・耐衝撃)。しかも、バッテリー駆動時間が21時間以上で、重さが約1kg!
持ち運びが多い自宅から通う大学生にピッタリの一台だと思います。
スペックは前述したFlex550と大して変わりません(標準的な感じ)。
少し金額が高いのですが、壊れにくいことを考えれば安心できるのでは無いかと思います。
価格と購入情報
実売価格帯
15万円台〜
価格調査日:2023/1/2
※ポイント・送料は考慮していません。
安いサイトは?
この商品はAmazonが圧倒的にお得です。
※価格は常に変動します、下のボタンでご確認ください(別タブで開きます)