
こんな人への記事
- 文系大学生でノートパソコンの購入を考えているが、選び方がわからない人
- パソコンにお金をかけたくない。けど、必要だから安くてそれなりのものが欲しい人
- パソコン超初心者で、色々な事が不安な人

大学生はレポートを書く機会が多く、パソコンを使ってレポート作成をするのが一般的です。
また、就活でもWebテスト、ビデオ通話での面接などもあります。
ですので、パソコンは文系大学生にも必要なアイテムと言えるでしょう。
この記事では文系大学生向けのWindowsノートパソコンの選び方とオススメ機種をご紹介します。
もし、AppleのMacBookが気になる方は「【2021年版】Mac Book Airの比較と選び方、文系大学生に最適なのは?」をご覧ください。

記事の目次
【結論】文系大学生が必要とするパソコンとは

ななみ

では、そんなにパワーのある高スペックパソコンじゃなくてもいいですね。
携帯性を重視しましょう。

ななみ


▶︎大学生がノートパソコンを選ぶ時に重視するポイント
1位.携帯性
2位.バッテリーの持ち
3位.頑丈
富士通調WEB MART調べ
けど具体的にどんな感じがいいの?

ななみ

- 文系大学生に標準的で安いパソコン
解説まで一気にスクロールする - 文系向けでスペックに少し余裕を持ったパソコン解説まで一気にスクロールする
- 超初心者向けの全部入り文系向けパソコン解説まで一気にスクロールする
《スペック例①》文系大学生に標準的で安いパソコン
こんな人にオススメ
とにかく価格を抑えたい。文章中心のレポート、インターネットでの調べ物、メール、テレビ通話などがメインの使用用途。
プロセッサ種類 | Intel:Core i3シリーズ |
---|---|
AMD:Ryzen3シリーズ | |
メモリー搭載量 | 4GB |
保存容量 | 128〜256GB SSD |
画面サイズ | 13〜14インチクラス |
Officeソフト | なし |


上記のスペック条件に当てはまり、良さそうな機種をご紹介します。
文系大学生に標準的で安いパソコンのオススメ機種
Lenovo IdeaPad Slim 550 14型(AMD)
スペック概要
- プロセッサ:AMD Ryzen3 4300U (2.70GHz)
- メモリー:4GB
- 記憶装置:128GB SSD
- 画面サイズ:14.0インチ
- バッテリー駆動時間:12時間
- 重量:1.45kg
- キーボードバックライト:あり
- オフィスソフト:なし
ココがおすすめ
かなり安く買えるのが最大の魅力。
プロセッサなどの使用されているパーツは、現時点でほぼ最新のものを使っています。
画面サイズが14インチで1.45kgは比較的軽い部類に入ります。
ココがイマイチ
このスペックは、ワード・エクセル・メール・Web閲覧のような軽い作業に対応できます。
パワーを必要とするような作業や、アプリの複数起動をすると遅く感じると思います。
また、保存料量が128GBなので、残り容量を気にしながら使う必要があります。必要に応じて外部に保存しましょう。
《スペック例②》文系向けに少し余裕を持ったスペック
こんな人にオススメ
自分が学ぶ分野の具体的なパソコン使用用途が明確に分からない場合(→余裕があれば色々なことに対応可能です)。
文系だけどパソコンのスキルを習得しておきたい人(例えばプログラミングやWeb制作など)。
プロセッサ種類 | Intel:Core i5シリーズ |
---|---|
AMD:Ryzen5シリーズ | |
メモリー搭載量 | 8GB |
保存容量 | 256〜512GB SSD |
画面サイズ | 13〜14インチクラス |
Officeソフト | なし |


上記のスペック条件に当てはまり、良さそうな機種をご紹介します。
文系向けに少し余裕を持ったパソコンのオススメ機種
ASUS ZenBook 13

ASUS ZenBook 13
↑リンク先は公式サイト該当ページ
レビュー評価:(新商品のためレビュー無し。2021.2.14)
スペック概要
- プロセッサ:Intel Core i5-1135G7(2.4GHz)
- メモリー:8GB
- 記憶装置:512GB SSD
- 画面サイズ:13.3インチ
- バッテリー駆動時間:13.9時間
- 重量:1.15kg
- キーボードバックライト:あり
- オフィスソフト:WPS※
※Microsoft以外のオフィス製品。オマケ程度に考えましょう。
ココがおすすめ
重量がほぼ1kgなのでかなり軽いです。
なによりも、本体の頑丈さが特徴で、米軍軍事規格に準拠しています。
SSDは標準で512GBを搭載しているので、保存容量が不足することはまず無いでしょう。
メーカーのキャッチコピーは高いモビリティ性能と生産性を叶える13.3型ノートパソコン。
まさにそのとおりです。
ココがイマイチ
付属のWPS Officeは無理に使うことはありません。他にイマイチな部分は見当たりません。本当にオススメできるパソコンです。
《スペック例③》超初心者向けの全部入り文系向けパソコン
こんな人にオススメ
パソコンの初期設定やオフィスソフトの導入に不安がある人。
自分専用のパソコンを初めて持つ初心者。
パソコンに苦手意識がある人。
安心のポイント
- 初めから必要なソフトが入っていること
- 分からないことを販売元に聞けるサポートがあること
- スペックに余裕をもつこと

少し高いですが、安心を買うと思えば初心者の方には価値があるかと思います。
日本メーカー製で安心、サポートも充実超初心者向けの全部入り文系向けパソコンのオススメ機種
富士通LIFEBOOK WU2/E3
スペック概要
※注意※このモデルはカスタムメイドモデルなので、注文時に構成を選べます。下記のスペックは初期構成です。初心者の方は※印がついてい部分を必要に応じて変更しましょう。
- プロセッサ:Intel core i3-1115G4(1.7GHz)※
- メモリー:4GB※
- 記憶装置:128GB SSD※
- 画面サイズ:13.3インチ
- バッテリー駆動時間:11時間
- 重量:約736g
- キーボードバックライト:あり
- オフィスソフト:なし※
ココがおすすめ
なんと、1kgを切る軽さです。
軍事規格まではいきませんが十分な耐久性・耐衝撃性を持つ設計となっています。
搭載されるパーツはどれを選んでも最新のものになります。
そして、本体カラーも黒、赤、白の3色から選ぶ事ができます。
公式直販サイトで買うと、保証が3年に延長されるので安心です。
また、オプションで月額制の「My Cloud プレミアム
」のメンバーになると、パソコン周りの困りごとを相談できるサービスがあり、色々不安な人にオススメです。
例)Officeの使い方、プリンターの設定など他社の製品のことでも聞ける!
ココがイマイチ
このモデルは直販サイトでしか購入できません。
家電量販店や通販でも同じようなものがありますが、Core i7モデルしかないので20万円を超えます。
受注生産のため、納期が最低でも2週間ほどかかります。
初心者向けカスタマイズの考え方
このパソコンはカスタムメイドなので、注文時にパーツを指定する必要があります。
初期状態だと
Core i3 メモリ8GB SSD128GB オフィスなし
となります。
これは、この記事で紹介した「文系向け標準」と同じ構成になります。
このままの状態でも問題はありませんが、初心者で心配な方は
せめて、SSD128GB→SSD256GBへの変更はしておいた方が無難です。
その理由については文系向けパソコン選びQ&A「Q7.超初心者が買うべき文系向けパソコンって?」で解説しています。
文系向けパソコン選びQ&A
Q&Aリスト
- Q1.そもそもWindowsパソコンで良いの?Macは?
- Q2.Microsoft Officeが入っているパソコンを買うべきか?
- Q3.保存容量って何ギガあれば十分なの?
- Q4.DVDドライブ搭載じゃなくても問題ないの?
- Q5.もっと小さい画面のパソコンの方が携帯性が良さそうだけど、なぜB5ノートなの?
- Q6.大学生向けにあった方が良い機能ってある?
- Q7.超初心者が買うべき文系向けパソコンって?
- Q8.パソコンの速さって何で変わるの?詳しく教えて。
- Q9.文系でもスペック高めのパソコンが良い学問分野って何?
上記クリックで該当項目にスクロールします。
Q1.そもそもWindowsパソコンで良いの?Macは?
使うだけであれば、Winodws、Macどちらでも良いですが、就職のことを考えた場合Windowsが無難です。
ただし、iPhone持っている人で便利さを取るならMacです。

面接官
面接でこのように聞かれた場合、暗黙の了解としてwindowsパソコンのことを差すのが普通です。
実際はwindows自体のことでなく、ワードやエクセルのことを差す場合が多いかと思いますが、心配な人はwindowsの方が良いかと思います。
なお、Macでも、ワード・エクセルは使えますが、少し使い勝手が違う感じがします。
iPhoneを持っている大学生であれば、Macであれば連携作業ができるのでとても便利に使えます。
最終的には好みの問題かと思います。
メモ
また、Windows10 Sとよばれるものもありますが、これは設定から簡単にHomeに変更ができます。
すなわち、Windows10 SとWindows10 Homeは同じものと考えても良いです。
Q2.Microsoft Officeが入っているパソコンを買うべきか?
基本的に大学在学中はMicrosoft Officeを無償で使う事ができるので不要です。
ただし、超初心者の人やこれからの在学期間が短い人(短大生、3、4年生)は入っていた方が良いです。
無償で使用するためには、大学が発行したメールアドレスで登録およびログインが必要になります。
当然、卒業後メールアドレスが無くなると使えなくなります。
なので、卒業前にクラウドファイルの移行作業が必要になります。
また、引き続きOffice製品を使うためには新たな契約が必要になります。

なので、卒業までの期間が少ない人で、今後もオフィス製品を使うなら、初めからオフィスが入っている方が金額的にお得になります。
(初めから入っているやつは安い。)
また、このような面倒な作業があるので、初心者や面倒くさがりな人は初めからOffice入りパソコンを購入し、個人用メールアドレスで登録した方が楽です。

Q3.保存容量って何ギガあれば十分なの?
文系用途なら128ギガバイトで大丈夫ですが、大は小を兼ねるので、多くても良いです。128GBだと、容量がいっぱいにならない工夫をする必要があります。
レポート作成用途であれば、保存するファイルの大きさは小さいので、それほど保存容量はいりません。
しかし、128GBだと在学中に不足する可能性があり、別の場所への保存が必要となるかもしれません。

ポイント
保存容量が128GBの場合、初期の空き容量は60GB程度になっています。
その理由は、Windows10本体や各種アプリが初めから占有しているためです。
パソコンはデータを保存しなくても使用するだけで空き容量が減少していきます。
なので、定期的なディスクのクリーンアップが必要となります。

なので、128GBの保存容量では、50GB分しか保存やアプリの導入ができないと考えましょう。
Q4.DVDドライブ搭載じゃなくても問題ないの?
重量の観点から、逆に未搭載が望ましいです。使う機会もほぼないと思います。
どうしてもDVDドライブが必要になった場合は、外付けのDVD-Rドライブが3千円程度で購入できます。
複雑な設定もなく、USB挿すだけで簡単に使える場合がほとんどです。
Q5.もっと小さい画面のパソコンの方が携帯性が良さそうだけど、なぜB5ノートなの?
小さすぎるとレポート書くのに大変だし疲れます。それに、10インチクラスの小さなノートパソコンを買うくらいなら、タブレットの方が便利です。
確かに小さい方が携帯性に優れるのは間違いないのですが、画面サイズが大きい方が作業の効率が良いです。
すなわち、携帯性と作業性は相反する関係にあります。
B5ノートサイズは作業性の悪さを我慢できるギリギリのラインです。
正直それよりも小さいパソコンではできる作業の幅も少なくなります。
また、そのような小さなパソコンを持つくらいならば、タブレットの方が軽いのでさらに携帯性が良くて価格も安いです。

ななみ

小さなダブレットではできることや作業性にも限界があります。
Q6.大学生向けにあった方が良い機能ってある?
プレゼンでプロジェクターにつなげられるようにHDMI端子が必要です。ほかにキーボードバックライトがついていると便利です。
大抵の大学生はゼミ等でプレゼンテーションをする場面があると思います。
その時、プロジャクターで投影して行うのが普通で、HDMI端子(下写真)でプロジェクターに接続します(VGA端子でも良い)。

プロジェクター使用中は部屋を暗くする事があるため、暗闇でもキーボードの文字が見えるようになる「キーボードバックライト」がついていると便利です。

Q7.超初心者が買うべき文系向けパソコンって?
スペックに少し余裕を持たせることがポイントです。無理な操作はパワーでねじ伏せます。
パソコン初心者や苦手な人のレポート失敗例は、図表の貼り込み作業で良く見かけます。
画像の解像度やファイルサイズを調整せず、大きいまま画像を多数貼ってしまって動作が遅くなると言う現象です。
特に最近のスマホで撮影した写真は綺麗ですが、ファイルサイズが大きいので、そのままワード文書に貼ってしまうと重くなります。
本来は、フォトレタッチソフトやワードの機能を使って画像の調整をするべきですが・・・。

ななみ

とはいえ、高速なパソコンは高価になるので、ある程度の妥協は必要かもしれません。
その場合、優先すべきは保存容量(SSD)を256GB以上のものを選択しましょう。

Q3.保存容量って何ギガあれば十分なの?で解説しましたが、128GBの保存容量だと、初期状態で50GB程度しか空きがないと考えた方が良いです。
そして、ファイル保存しなくても、ネット閲覧やWindowsUpdateなどで、空き容量は勝手に減少します。
その場合は対策が必要なのですが、初心者の人は初めから保存容量が多いものを買った方が確実です。
Q8.パソコンの速さって何で変わるの?詳しく教えて。
プロセッサの種類、メモリー搭載量、データ保存装置の種類で決まります。
プロセッサーはパソコンの頭脳にあたるパーツです。
これが高速に動けばパソコンの処理能力は高速になりますが、メモリ搭載量、記憶装置が一緒に高速で動く必要があります。

主なプロセッサのメーカーはインテルとAMDで、それぞれの主力商品は「CeleronおよびCore iシリーズ」と「AthlonおよびRyzenシリーズ」になります。
製品の速度性能は下図のようになっており、図の上に行くほど速度が速いことになっています。

また、メモリー搭載量は多いほど高速に動作しますが、一般的なパソコンでは8GBのものが多いです。
記憶装置の種類については、ハードディスクドライブ(HDD)とソリッドステートドライブ(SSD)の2種類が主要なものですが、SSDが高速に動作し壊れにくいので必須です。



Q9.文系でもスペック高めのパソコンが良い学問分野は?
フィールドワークを行う学問分野、統計学を使う分野が代表的です。
学外に出て調査するフィールドワークでは記録のために写真やインタビューの音声データ、動画などを使う場合があります。
私が思いつく分野では、考古学、人文地理学、文化人類学、社会環境学、博物学、政治学・・・結構多いかと思いますが、細かい専攻にもよるでしょう。
統計学については1万件をこえる大きなデータを使うような分野ではスペック高めが良いと思います。

