社会人の学びと転職

社会人が専門学校に行って失敗する4つのパターンとその対策

社会人の専門学校進学で良くある4つの失敗
こんなことが解決できます

こんな人への記事

  • 専門学校進学を検討中の社会人
  • 社会人から専門学校へ進学することに不安を感じている人
失敗パターン①

学生生活に馴染めない

若者のコミュニティーに入れず孤独

社会人が専門学校に入って馴染めるか?
社会人が専門学校に入って馴染めるか?

専門学校の生徒は、そのほとんどが高校を卒業したての10代の若者です。
  少しでも社会人経験を積んだ人から見れば子供に見えてしまいます。
  このようなコミュニティーに入るのが苦手な人は孤独感を感じてしまうかもしれません。
  在学中の数年間を孤独な状態で過ごすのは、誰でもつらいかと思います。
  勉強内容によっては、グループワークもありますので、円滑なコミュニケーションのため、ある程度仲良くなっておくことが必要です。

対策

  • 社会人経験があれば、「お兄さん・お姉さん」として慕われることもあるので、積極的なコミュニケーションを心がけましょう。
  • 最初、年上には話しかけにくいもの。こちらから話しかけましょう。
  • 年下に馴染めない人は、専門学校の先生と仲良くなるか、別の場所に自分の居場所を見つけることが大切です。

勉強についていけない

専門学校の勉強は思ったよりもハード
専門学校の勉強は思ったよりもハード

「専門学校は大学に行けなかった人たちの進路だから、授業は簡単だろう!」
  と思わない方が良いでしょう。
  本当に専門性を高めるためにはかなり勉強しなければなりません。
  もちろんユルイ専門学校もありますが、そのようなユル系専門学校では、まともに就職できないので論外です。
  そして一番危険なのは雰囲気に流されてしまうこと
  学力面で大学に行けなかった人が、渋々専門学校に進学しているという場合も当然あります。
  そのような人達が勉強をしなかった高校時代の延長としてその場に存在し、場の雰囲気を良からぬ方向に変えてしまうこともあります。

勉強やる気が無い生徒が多いと、教室の雰囲気が悪くなる
勉強やる気が無い生徒が多いと、教室の雰囲気が悪くなる。それどころか授業のペースが落ちたり、成績下層に合わせた授業が行われてしまうことも。

対策

  1. 本当に勉強する覚悟がありますか?を自分の心にもう一度問いただしてください。
      勉強が嫌いであれば専門学校進学以外の道を探しましょう。
  2. たとえ周囲の生徒が勉強しなくても、その雰囲気に飲まれてはダメです。
      明確な目標があり、それを実現するために進学したことを常に意識しましょう。
  3. 授業中の雰囲気を知るために、授業が行われている平日に見学してみましょう。
      事前に時間割を入手して、興味がある授業だと一石二鳥です。
先生
先生
社会人辞めて専門学校に進学したは良いけど、資格が取れない・・結局就職もままならない・・最悪の末路。
私はそんな社会人を何人も見てきました。
失敗パターン②

進路選びに失敗している

社会人は学歴が欲しいという理由で専門学校に行ってはいけない

先生
先生
やりたい仕事に国家資格等が必要で、資格取得のためには学歴が必要という場合はこの部分は該当しません。
専門学校卒という学歴は弱い
専門学校卒という学歴は弱い

高卒だから・・大学中退だから・・「専門学校卒業の学歴」が欲しいという理由では行かない方が良いです。
  このように考える人は、仕事を探すうえで、学歴がネックになっていると感じている人だと思います。
  実際に「学歴フィルター」が存在し、大卒じゃないと応募すらできない企業が数多くあるのは事実です(学歴不問とか書いてるくせに・・)。
  ですが、それ以上に本当に学歴不問で十分条件の良い就職口は探せばいくらでもあります。
  なので、職探しに学歴がネックと考えている方はもう一度探してみてはいかがでしょうか?
  例えば、DYM就職第二新卒エージェントNEOのような学歴不問で正社員を目指せる就職支援サービスはチェックしましたか?

こんな就職支援サービスがあるなんて知らなかったよ・・リクルートやdodaとは全然違うね。
社会人ひろと
社会人ひろと
先生
先生
転職支援サービスは、本当に学歴不問なので、書類選考なしで面接にこぎつけられるのがメリットです。
知らなかった人はサイトを見てから進学の判断をしてみましょう。

なお、学歴コンプレックスは専門学校ではなく大学に進学しないと解消しないかと思います。

対策

  1. どうしても学歴が欲しいという人は大学にいきましょう。
      社会人入試を利用すれば、思ったより簡単に入学できることがあります。
  2. 学歴がなくともアナタを評価してくれる企業は必ずあります。
      十分な就職(転職)活動はしましたか?
  3. それでも専門学校に行きたいという人は、明確な目標と覚悟をもって行きましょう。
      社会人は卒業したということよりも、「何ができるか」が大切です。
  4. 学歴に悩みがある場合は「【社会人の進学】進学に迷いや不安がある人は進路相談で解決!」という記事がお役に立てるかもしれません。

社会人は進路指導がないから失敗しがち

間違った専門学校の選び方
間違った専門学校の選び方

社会人は冷静に進路をアドバイスしてくれる第3者がいない場合が多いので、自分で判断しなければなりません。
  「はたして・・この専門学校で正解なのか?」
  学校選びの判断材料は公式サイトやパンフレットなどいくつかありますが、どれも魅力的な写真と文言で飾られています。
  特に最近は少子化により、どの専門学校も大学ですら経営が厳しくなっており学生獲得に必死です。
  正直、オープンキャンパスを含めた広告の演出が巧妙なので、つい雰囲気で入学を決めてしまいそうになります。
  冷静な目と気持ちで学校選びをするなら、広告演出の少ない進学系サイトのスタディサプリ進路等を駆使した方が懸命です。
  進学系サイトへの記事掲載は掲載ルールもあるため、誇大広告や嘘の広告は極力排除されています。
  なお、進学系サイトでは同じ専門分野の大学も掲載されているため、大学と比較検討するのにも便利です。

対策

  1. 高校生の進路選びのように、進学系サイトで情報収集しましょう。進学系サイトは広告演出が少ないため冷静に比較できます。
      進学系サイトは、掲載学校数が多い「スタディサプリ進路」が便利かと思います。無料です。
  2. 進学系サイトで、自分が目指す分野について検索をかけた時に、大学の方が多い場合は大学進学も考えるべきです。(学歴フィルターに引っかかる)
  3. かならず、複数の学校について資料(パンフ)請求するべきです。加えて、専門学校が目的でも、同じ分野の大学とも比較しましょう。
      入学してから大学じゃないとダメだと気付いても遅いです。
失敗パターン③

自分がやりたい仕事について、しっかり調べていない

本当に必要な資格・スキルレベルを分かっていない

看護師など法的に業務上必須の資格については、目指す目標は明確です。
  しかし、資格がなくてもできる職業については、本当に必要なスキルや資格は分かりにくいかと思います。
  就活で評価されない資格を取っても、意味がありません。
  (資格が無いよりマシと考えてはいけません。)
  例えば、事務作業でパソコンを使えるという証になる資格の代表としてMOSが挙げられます。
  同じように、日商PC検定もパソコンスキルを証明する資格です。
  難易度はMOSの方が遥かに上です。
  実際の求人で、これら2つの資格を比較すると、圧倒的にMOSが優遇されることが多いです。
  パソコン系の資格はIT系以外の分野でも就職に役立つため資格を取らせることが多いです。
  そして、資格の難易度と合格率を見ればその学校のレベルが分かります。
  簡単で合格しやすい資格ばかり取らせる学校は正直期待できません(危険です)。

対策

  1. 自分が行きたい業界の求人で需要がある資格や級数を調べましょう。それには、実際の求人を調べておく必要があります。
  2. 資格は数多ければ良いというわけではありません。本当に役立つ資格を確実に取得できる学校を選びましょう。
      資格の合格率は数字のマジックが使われているケースが多いので、情報公開資料で受験者数と入学者数を比較したほうが良いです。
      実例ですが、広告上の合格率は9割でも受験者が入学者の半数にも満たないケースもあります。

就職を希望する業界の実情を知らない

一度、専門学校へ行ってから再就職しょうとする社会人が気にすべきことは、給料などの待遇面です。
  多額の学費を払って進学したのですから、前職よりも高い給料や安定が欲しいところです。
  ですが、進学することに気を取られ、再就職後の待遇面までしっかりと調べている人は少ないと思います。
  入学後、いざ就職活動を初めて、初めて待遇の悪さや就職の難しさに気づいても遅いのです。

先生
先生
専門学校に行くと決めている人は、これが一番大切です。
これは前提条件とも言えますから。

対策

  1. 中途採用の求人情報から待遇について調べておく。

「やってみたい」と「自分に合う」は別の話

憧れの職業について学んだり、実際に仕事にできることは素晴らしいことだと思います。
  ですが、やってみて
  「思ってたのと違った・・」
  となってしまう人も結構います。
  これは就職後の話だけでなく、専門学校で勉強し始めてから合わないことに気づくということも結構ある話です。

対策

  1. 専門学校に入学を決める前に、少し勉強してみましょう。
     専門学校で使う教科書は公開されているシラバスを見れば分かります。書籍も書店で購入できます。
      ちなみに、シラバスを公開していない学校は・・ヤバさ満点です。
失敗パターン④

専門学校に行く必要がないのに行ってしまう

人生に迷った末、とりあえず進学

本当に専門学校に行くのが正解ですか?近道ですか?

ヒロト
社会人
ヒロト
今の仕事嫌だな〜、何とかならないかな〜
↓
社会人ヒロト気づく
社会人
ヒロト
そうだ!実は昔からやりたい事があったんだっけ‥
↓
社会人ヒロトひらめく
社会人
ヒロト
専門学校に行ってリセット!‥やり直そう‥

と考えてませんか?
  この考え自体は、悪いことでは無いと思います。
  やりたい事があるのであれば、トライするべきです。
  他人が「仕事から逃げるの?」と言っても気にしないようにしましょう。
  「逃げる」と言われるよりも、「嫌な仕事を続ける」ことの方が、苦痛なはずですから。
  問題は、「専門学校で良いのか?」ということです。
  選択肢は「大学」「学ばずに転職」「起業」「弟子入り」・・・無数にあると思います。
  専門学校は短期間で学べて、夢を実現できそうなイメージが強いため(そうゆう広告を打ってくる)社会人にとって都合が良さそうに映ってしまいがちです。

対策

  1. 自分やりたい事を実現するために、1度でもいいから専門学校以外の道はないかを考えてみましょう!
      やりたい事に、業務必須資格や超特別な技能が必要無い場合、すぐに実行(転職・起業)してしまうのも手です。

学ばなくても転職できる可能性を無視している

私が専門学校講師をしていた頃の話です。
  社会人から入学した生徒に「入学前に企業にアプローチした?」と聞くと、
  「いいえ、相手にされないかと思って・・・してません」がほとんどです。
  これ、すごく損してると思います。
  仕事をするのに絶対必要な資格がある場合は話は別ですが、世の中の仕事のほとんどは大学・専門学校を卒業しなくてもできるんですよね。実は・・
  転職活動なんか、長くとも数ヶ月程度ですから、失敗してから進学するという道を選んでも遅くはないはずです。
  アナタが今から転職活動をして、ラッキーにも自分のやりたいことができる会社に、正社員として採用される可能性もあるのです(失敗してもそれほど痛くないはず、だって金も時間も大してかからないから)。
 

先生
先生
仕事に必要なことは仕事で覚えるのが近道です!
会社に育ててもらいましょう!

逆に、300万円以上の学費を払って2年以上の歳月をかけて専門学校に行き、もしかしたら自分の行きたい会社に行けるかもしれない可能性(失敗したらかなりの痛手)
  アナタの人生どちらの可能性にかけますか?

対策

  1. まずは転職・就職活動してみるのが良いです。失敗してもそこで得られる情報は今後役に立つはずです。
  2. 一般的な求人サイトで調べても、自分がやりたい良い求人が見つからない。
      そんな場合は、第二新卒エージェントNEOのような学歴不問で正社員を目指せる就職支援サービスに相談するのが良いと思います。

最後に
専門学校へ入学することが当面のゴールになってしまっている人がいます。
  アナタのゴールは「自分のやりたいこと」、「より良い仕事」に就くこと、そして今よりもハッピーな生活を送ることであることを忘れないでください。

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