社会人から専門学校へ入学する・・・不安なのが普通だと思います。
私は専門学校に勤務経験があり、多くの社会人を受け入れてきました。
その実体験から解説と対策方法についてお話ししたいと思います。
失敗パターン1学生生活に馴染めない
社会人が学生生活に馴染めない原因は3つ考えられます。
1 若者のコミュニティーに入れず孤独
専門学校の生徒は、そのほとんどが高校を卒業したての10代の若者です。
少しでも社会人経験を積んだ人から見れば子供に見えてしまいます。
このようなコミュニティーに入るのが苦手な人は孤独感を感じてしまうかもしれません。
在学中ずっと孤独なのは少しツライかも・・・
勉強内容によっては、グループワークもありますので、円滑なコミュニケーションのため、ある程度仲良くなっておくことが必要です。
対策
- 社会人経験があれば、「お兄さん・お姉さん」として慕われることもあるので、積極的なコミュニケーションを心がけましょう。
- 年上には話しかけにくいもの。こちらから話しかけましょう。最初が肝心です。
- 年下に馴染めない人は、専門学校の先生と仲良くなるか、別の場所に自分の居場所を見つけることが大切です。
2 勉強についていけない
特に、国家資格取得系の専門学校は大変です。
専門学校は大学に行けなかった人たちの進路だから、授業は簡単だろう!
そのように考えると痛い目を見ます。
本当に専門性を高めるためにはかなり勉強しなければなりません。
※ただし、専門分野や教育の質によります。どうしょうもなくユルイ学校もあります(後述)。
就職先企業は専門学校を卒業したことを期待しているのではなく、あなたの専門性を期待しているのです。
対策
- 本当に勉強する覚悟がありますか?を自分の心にもう一度問いただしてください。
- 学費のためにバイトをしながらはやめましょう。勉学だけに時間を使えるように計画・金策しましょう。
3 ユル過ぎて呆れる
ユルイ専門学校もありますが、そのようなユル系専門学校は、まともに就職できないので論外です・・
専門学校は医療系でも無い限り、入試は機能しておらず、お金さえ出せば誰でも入学できるのが普通です。
なので、異常に学力のない生徒、具体的には四則演算すらできない、漢字が読めない、そのような人がいる可能性が高いです(私の経験上)。
大学には行きたく無いけど、親や高校教師の手前もあり渋々専門学校に進学する人も多くいます。
ようするに、やる気が全くない生徒が普通にいるということです。
やる気のない生徒が複数人いると、クラスの雰囲気はそれに引っ張られます。
学校側としては、経営上、退学者を出したくないので、落ちこぼれを出さないように授業レベルを下げることもあります(私の元勤務先もそうしてました)。
一番マズいのは、あなたがそれに気づかず流されてしまい、スキルが身につかないことです。
自分を良い環境に置けば、大幅なスキル向上を期待できますが、その逆も然りです。
対策
- たとえ周囲の生徒が勉強しなくても、その雰囲気に飲まれてはダメです。自分には明確な目標があり、それを実現するために進学したことを常に意識しましょう。
- 授業中の雰囲気を知るために、授業が行われている平日に見学してみましょう(普通は可能です。断る学校は危険?)。
社会人辞めて専門学校に進学したは良いけど、資格が取れない・・結局就職もままならない・・最悪の末路。
私はそんな社会人を何人も見てきました。
それ・・最悪じゃん・・
失敗パターン2進路選びに失敗している
進路・学校選びの失敗の原因は下記の2つが考えられます。
1 学歴が欲しいという理由で専門学校を選択してしまう
資格取得のためには学歴が必要という場合はこの部分は該当しません。
高卒だから・・大学中退だから・・「専門学校卒業の学歴」が欲しいという理由では行かない方が良いです。
このように考える人は、仕事を探すうえで、学歴がネックになっていると感じている人だと思います。
学歴不問っていうのはウソなんだ!
多かれ少なかれ学歴フィルターは存在します。たとえ学歴不問求人でも・・
学歴フィルターは基本的に「大卒」「それ以外」で区別され、さらに大学のランクでふるい分けされるようです。
なので、専門卒は「それ以外」。
有益な資格でも取得しなければ高卒と同じ扱い。
これは、あくまでも学歴という面で見た場合であって、もちろん実力や人間性を重視する企業もあります。
ただ・・大卒と比較して有効に応募できる企業が少ないのは事実でしょう。
うげっ。やっぱり大学かーっ!
いえ!本当に学歴不問で十分条件の良い就職口は探せばいくらでもありますよ!
えっ!
ハローワークや一般的な求人サイトで探しても、学歴という視点においては良い求人が見つからないことが多いでしょう。
例えば、第二新卒エージェントNEOのような学歴不問で正社員を目指せる就職支援サービスはチェックしましたか?
IT系の職業を目指す人であれば、ウズカレITのような無料学習付き就職支援サービスはチェックしましたか?
こんなサービスがあるなんて知りませんでした・・
学歴不問なうえ、とりあえず面接にこぎつけられるメリットがあります。
条件が良い転職が目標だからアリかも・・。もしかしたらやりたい仕事もあるかもしれないし。
職探しに学歴がネックと考えている方は、もう一度良い求人を探してみてはいかがでしょう?
まずは下記リンクの転職支援サイトをチェックしてみてください。
無料サービスなのでやってみないと損なだけでは?
対策
- どうしても学歴が欲しいという人は大学にいきましょう。学歴コンプレックスは、専門学校ではなく大学に進学しないと解消しません。
社会人入試を利用すれば、思ったより簡単にしかもそれなりの大学に入学できることがあります。 - 学歴がなくともアナタを評価してくれる企業は必ずあります。まずは転職活動の方法を変えてトライしましょう。
- それでも専門学校に行きたいという人は、明確な目標と覚悟をもって行きましょう。社会人は新卒扱いされないので、卒業したということよりも、「何ができるか」が大切です。
2 進路指導がないから適切な判断ができない
進学について自分一人で判断すると落とし穴が・・
高校であれば、進路指導があり、教師が持つノウハウや卒業生の情報をもとに適切な進学進路を選ぶことができます。
しかし、社会人は自分一人で情報を集め判断する必要があります。
学校選びの判断材料は公式サイトやパンフレットなどですが、どれも魅力的な写真と文言で飾られています。
例えば、就職率が良いとしても就職先のほとんどが専門分野以外のこともあります。
専門卒業して誰でもできるような仕事じゃ意味ないじゃん・・
だから学校選びは重要なのですよ。
オープンキャンパスを含めた広告の演出が巧妙なので、つい雰囲気で入学を決めてしまいそうになります。
冷静な目と気持ちで学校選びをするなら、進学系サイトのスタディサプリ進路を駆使した方が懸命です。
私の勤務していた学校でも出稿していましたが、掲載ルールが厳しいのでウソっぽいことは書けませんでした。
しかも、どの学校も決められた形式で掲載されるので比較がしやすいというメリットがあります。
さらに、大学の掲載もあるので同分野の大学との比較も可能なので、必ず大学と比較しましょう。
気になる学校があればスタディサプリ進路経由で資料請求をしましょう。特典がもらえることがありお得です。
対策
- 高校生の進路選びのように、進学系サイトで情報収集しましょう。有益な情報が多いですよ!
→スタディサプリ進路 - 同分野の大学と必ず比較しましょう(同分野の大学の資料請求も必須)。入学してから大学じゃないと就職できないと気付いても遅いです。専門学校と大学の違いを細部まで理解しておきましょう。
失敗パターン3専門分野のミスチョイス・ミスマッチ
学校選び以前に、学ぶ専門分野選びは重要です。
イメージや憧れだけではなく、具体的に調べて考えないと大きな後悔をします。
1 「やってみたい」と「自分に合う」は別の話
憧れの職業について学んだり、実際に仕事にできることは素晴らしいことだと思います。
ですが、やってみて・・
「思ってたのと違った・・」
となってしまう人も結構います。
これは就職後の話だけでなく、専門学校で勉強し始めてから合わないことに気づくということも結構ある話です。
実際、私の教え子(社会人)の何人かは合わないことを悟ったらしく、専門分野とは全く違う分野に就職しています。
また、入学からほどなく退学の道を選んだ人もいます。
やってみないと分かんないでしょ!
そのとおりです。
なので、入学する前に少しやってみませんか?
専門学校に入学しないと学べないことは限られます。
例えば、美容・理容、医療系は入学しないと学べないイメージですが、書店で国家試験対策の参考書を覗いてみるだけでも参考になるはずです。
ほとんどの専門分野は書籍やネット上の情報が豊富にありますから、とにかく片っ端からやれることをやってみましょう。
それができないなら・・・根本的に危うい可能性があります。
専門学校に入学しても、教えてもらうのではなく自発的に学べないと目的は果たせません(これは大きいです)。
本当にやりたいことなのか自分を見つめ直し、キャリア設計しましょう。
対策
- 専門学校に入学を決める前に、少し勉強してみましょう。それが苦じゃなければ大丈夫だと思います。
- その専門分野をなぜ選ぶのか?キャリアという観点でもう一度考えましょう。もし一人で考えられなかったら、ポジウィルキャリアのようなサービス(初回カウンセリングは無料。それだけでも効果あり)を試してみましょう。下記記事が参考になります。
2 就職を希望する業界の実情を知らない
一度、専門学校へ行ってから再就職しょうとする社会人が気にすべきことは、給料などの待遇面です。
多額の学費を払って進学したのですから、前職よりも待遇が悪くなるのは避けたいところです。
ですが、進学することに気を取られ、再就職後の待遇面までしっかりと調べている人は少ないと思います。
たしかに、待遇悪くなるのはいくら好きなことでも少しヤダな・・。
これ重要なんです。けど、入学前に詳しく調べてる人あまりいないんですよね・・
入学後、いざ就職活動を初めて、初めて待遇の悪さや就職の難しさに気づいても遅いのです。
特に、希望の業種の求人が少なかったり、特定の地域に集中していて就職が困難なんてこともあります。
地元で就職したいという要望があれば、なおさら気をつけた方が良い項目となります。
対策
- 中途採用の求人情報から待遇について調べておく。
- オープンキャンパスで、専門学校に来ている求人とその会社への就職実績、卒業生の様子を聞いてみる。
- 入学後の就職活動で求人を調べるのは遅すぎます。入学前に希望する企業を数社挙げられる程度には調べておきましょう。
失敗パターン4専門学校に行く必要がないのに行ってしまう
例えば美容師資格のように、仕事をする上で絶対必要な資格取得目的以外の専門学校進学で発生しがちな悲劇です。
1 人生に迷った末、とりあえず進学
私の経験では下記のマンガのような社会人、結構いました。
悪いことではないのですが、うまくいかないことが多いかと思います。
やりたい事があるのであれば、トライするべきです。
他人が「仕事から逃げるの?」と言っても気にしないようにしましょう。
「逃げる」と言われるよりも、「嫌な仕事を続ける」ことの方が、苦痛なはずですから。
問題は、「専門学校で良いのか?」ということです。
専門学校はお金と卒業までの時間がかかりすぎて、コスパが非常に悪いというデメリットがあります。
特に社会人は卒業時の年齢を考慮すれば、転職市場において不利になる可能性もあります。
最近は学び方も多様化しており、「専門的に学ぶなら専門学校」という考え方はかなり古いのではないでしょうか?
さらに言えば、大学全入の時代なので専門学校に入学する学生の学力は下がってきているのが問題となっています。
専門的職業を学ぶなら専門学校という時代はもはや過去のものかもしれません。
対策
- 色々な状況に置かれ、勉強したいと考えたのでしょうが、もう一度冷静に学び先を検討しましょう。
- 社会人は、自分の希望を最短かつ確実に叶える学び方が必要です。「高校卒業したら大学か専門学校へ進学すべき」という考え方に囚われてはいけません(これがとりあえずの原因)。
- 多様な学び方の例としてはストアカが安いうえに、専門家にマンツーマンで学べて便利です(これは例えばです。他にもありますよ)。
2 学ばなくても転職できる可能性を無視している
私が専門学校講師だった頃、社会人出身の学生によく聞いた質問です。
入学を決める前に、やりたいことできそうな企業にアプローチした?
・・・いいえ。だって相手にされないかと思って。
これ、すごく損してると思います。
仕事をするのに絶対必要な資格がある場合は話は別ですが、世の中の仕事のほとんどは大学・専門学校を卒業しなくてもできるんですよね。実は・・
転職活動なんか、長くとも数ヶ月程度ですから、失敗してから進学するという道を選んでも遅くはないはずです。
アナタが今から転職活動をして、ラッキーにも自分のやりたいことができる会社に、正社員として採用される可能性もあるのです。
そして、学校で学ぶよりも仕事は仕事で覚えた方が上達も早いはずです。
失敗してもそれほど痛くないはずです。だって金も時間も大してかからないから。
たしかに、そうかもね。
一度、企業にアプローチするなり、求人を探してみるだけでも価値はあると思います。
対策
- まずは転職・就職活動してみるのが良いです。失敗してもそこで得られる情報は今後役に立つはずです。
- ネットで調べても、自分がやりたい良い求人が見つからない場合、第二新卒エージェントNEOのような学歴不問で正社員を目指せる就職支援サービスに相談するのが良いと思います。
最後に
専門学校へ入学することが当面のゴールになってしまっている人がいます。
アナタのゴールは「自分のやりたいこと」、「より良い仕事」に就くこと、そして今よりもハッピーな生活を送ることであることを忘れないでください。