
こんな人への記事
- 専門学校進学を検討中の社会人
- 社会人から専門学校へ進学することに不安を感じている人
学生生活に馴染めない
若者のコミュニティーに入れず孤独

専門学校の生徒は基本的にそのほとんどが高校を卒業したての10代の若者です。
少しでも社会人経験を積んだ人から見れば子供に見えてしまいます。
このようなコミュニティーに入るのが苦手な人は孤独感を感じてしまうかもしれません。
在学中の数年間を孤独な状態で過ごすのは、誰でも辛いかと思います。
勉強内容によっては、グループワークもありますので、円滑なコミュニケーションのため、ある程度仲良くなっておくことが必要です。
対策
- 社会人経験があれば、「お兄さん・お姉さん」として慕われることもあるので、積極的なコミュニケーションを心がけましょう。
- 最初、年上には話しかけにくいもの。こちらから話しかけましょう。
- 年下に馴染めない人は、専門学校の先生と仲良くなるか、別の場所に自分の居場所を見つけることが大切です。
勉強についていけない

「専門学校は大学に行けなかった人たちの進路だから、授業は簡単だろう!」
と思わない方が良いでしょう。
もちろんユルイ専門学校もありますが、そのようなユル系専門学校では、まともに就職できないので論外です。
勉強についていけなくなると、誰でも勉強が嫌になるはずですから、最終的には退学という事態に陥る危険もあります。
もっとも、授業に出ていれば留年しないという専門学校が多いと思いますので、卒業はできるかと思います。
ただ、有効な資格が取れなかったり、技術が身につかなければ、就職に苦労するはずです。
対策
- 本当に勉強する覚悟がありますか?を自分の心にもう一度問いただしてください。
勉強が嫌いであれば専門学校進学以外の道を探しましょう。 - 分からないことをそのままにしないで、直ぐに講師に質問するなどして解決しておきましょう。
- 専門学校の学習でも予習・復習は重要です。必ずやりましょう。
講師の板書を丸写しするような授業の受け方だと身につきません。
授業は予習した内容の確認と思ってください。
進路選びに失敗している
社会人は学歴が欲しいという理由で専門学校に行ってはいけない

高卒だから・・大学中退だから・・「専門学校卒業の学歴」が欲しいという理由では行かない方が良いです。
このように考える人は、仕事を探すうえで、学歴がネックになっていると感じている人だと思います。
多くの専門学校で入試が形骸化し、誰でも入学でき、よほどの理由がなければ卒業できるという現実があります(一部の大学も・・)。
そのような学歴を評価する企業が、はたしてどれくらいあるでしょうか?
実際に「学歴フィルター」というものが存在し、大卒じゃないと応募すらできない企業が数多くあるのは事実です(学歴不問とか書いてるくせに・・)。
また、学歴にコンプレックスがあるのであれば、専門学校を卒業しても「専門卒だから・・」と考えてしまうかもしれません。
専門学校は、資格や技術を習得するという明確な目的がない限り、行かない方が良いでしょう。
専門卒の強みは「大卒が保有していない技術と高度な資格」です。
なので、普通の大卒者が保有していないモノを得ることができる専門学校を選びましょう。
例えば、「受験に学歴が必要な国家資格(看護師、保育士など)」などのために専門学校に行くことは有益です。
逆に、例えばIT系の資格なんかは、通信教育、オンライン学習を使えば数ヶ月で取得できますから、専門学校に行く価値は無いです。
IT系専門学校にお金を使うよりも、パソコンやソフトウェアを購入した方が有益です。
対策
- 学歴が欲しいという人は大学にいきましょう。
社会人入試を利用すれば、思ったより簡単に入学できることがあります。 - 学歴がなくともアナタを評価してくれる企業は必ずあります。
十分な就職(転職)活動はしましたか? - それでも専門学校に行きたいという人は、明確な目標をもって行きましょう。
社会人は卒業したということよりも、「何ができるか」が大切です。 - 学歴に悩みがある場合は「【社会人の進学】進学に迷いや不安がある人の悩み解決方法とは」の記事を読んでみましょう。
社会人は進路指導がないから失敗しがち

専門学校選びで失敗したり、そもそも専門学校ではなく、大学じゃ無いとダメだったという失敗です(学校・校種の選択ミス)。
社会人は、高校生とは違って、進学に関して相談したり指導を受けられないのが痛いところです。
進学を考えている社会人のほとんどが、ネット検索に頼って進路を選択しているのではないでしょうか?
初めから専門学校ありきで、「自分のやりたい分野名 専門学校」のような検索ワードで調べてはいけません。
なぜなら、そのまま検索で出た専門学校のホームページを閲覧する流れになり、何となく良さげに感じてしまうからです。
どの専門学校のホームページも良いことしか書いてなく、入学させようという演出が盛りだくさんです。
(まあ、広告というものはそういうものなので・・・)
そこが本当に良い専門学校であれば問題ないのですが、専門学校にも質の違いがあるのも事実です。
また、目指す職業が専門学校、大学どちらでもなれる場合、在学期間、お金の兼ね合いから、社会人は専門学校を選択しがちです。
在学期間が短いというこは、若いうちから転職するという視点ではメリットですが、デメリットもあります。
2年制専門学校だと・・
入学してから半年とちょっとで就活スタート!
になってしまいます。
たった半年ちょっとで、職業に通用するレベルに至るのは大変です。
対策
- 高校生の進路選びのように、進学系サイトで情報収集しましょう。進学系サイトは広告演出が少ないため冷静に比較できます。
進学系サイトは、比較がしやすい「マイナビ進学」か掲載学校数が多い「
スタディサプリ進路」を使いましょう。
- 進学系サイトで、自分が目指す分野について検索をかけた時に、大学の方が多い場合は大学進学も考えるべきです。(学歴フィルターに引っかかる)
- かならず、複数の学校について資料(パンフ)請求するべきです。専門学校が目的でも、同じ分野の大学の資料(パンフ)と比較するしましょう。
- 進路について迷いがある場合は「【社会人の進学】進学に迷いや不安がある人の悩み解決方法とは」の記事を読めば相談先が分かります。
自分がやりたい仕事について、しっかり調べていない
本当に必要な資格・スキルレベルを分かっていない
看護師など法的に業務上必須の資格については、取得すべき資格については明確です。
しかし、資格がなくてもできる職業については、本当に必要なスキルや資格は分かりにくいかと思います。
そんな場合、専門学校のホームページ等に書かれている資格一覧を見て、「この職業にはこんな資格があると良いのか・・」なんて鵜呑みにしてはいけません。
確かに役に立つ資格はあるかもしれませんが、あくまでもそれらの資格は「専門学校から提示された資格一覧」です。
無関係な資格が含まれていたり、低レベルなもの、金を払えば取れるものなんかが混じっていたら要注意です。
そのような場合は「多くの資格が取れますよ!」のアピールに過ぎません。
これらの資格のうち、アナタがやりたい仕事に就職するために、役立つ資格がどれくらいあるかを見極める必要があります。(もちろん合格率も)
資格には、同じような内容で、名称が違うような資格が沢山存在します。
業界で評価されない資格を取っても、意味がありません。
(資格が無いよりマシと考えてはいけません。)
例えば、事務作業でパソコンを使えるという証になる資格の代表としてMOSが挙げられます。
同じように、日商PC検定もパソコンスキルを証明する資格です。
実際の求人で、これら2つの資格を比較すると、圧倒的にMOSが優遇されることが多いです。
注意しないと、
取った資格の数は多いけれど、就職に役立たない!
こともあり得ます。
対策
- 自分が行きたい業界の求人で要求される資格・スキルレベルを調べましょう。それには、業界研究したり、実際の求人を調べておく必要があります。
- 必要な資格・スキルについて、その業界の企業に問い合わせてみましょう。または、業界に詳しい第三者から情報を得ましょう。
- 資格は数多ければ良いというわけではありません。本当に役立つ資格を確実に取得できる学校を選びましょう。
- 自分では調べられないという人は、無料のオンラインキャリア相談を受けてみましょう。詳しくはこちらの記事
就職を希望する業界の実情を知らない
一度、専門学校へ行ってから再就職しょうとする社会人が気にすべきことは、給料などの待遇面です。
多額の学費を払って進学したのですから、前職よりも高い給料や安定が欲しいところです。
ですが、進学することに気を取られ、再就職後の待遇面までしっかりと調べている人は少ないと思います。
また、その業界の企業が、
- 自分の就職したい地域に何社あるのか?
- 大企業が多いのか、中小が多いのか?
- 求人は毎年出ているのか?何人なのか?
- 専門卒でも採用する企業は何社くらいか? など
就職活動に直結する情報(業界・企業研究)を専門学校に入学する前に、きちんと調べていない人が結構多いと思います。
入学後、いざ就職活動を初めて、初めて待遇の悪さや就職の難しさに気づいても遅いのです。
対策
- 入学前に、どんな企業があるかを具体的に調べる(業界研究・企業研究)。さらに、各企業の求人ページをチェックする。
- 中途採用の求人情報から待遇について調べる。
「やってみたい」と「自分に合う」は別の話
憧れの職業について学んだり、活躍できることは素晴らしいことだと思います。
ですが、やってみて
「思ってたのと違った・・」
となってしまう人も結構います。
こうなる原因は、やりたい仕事について深く調べていないためです。
特に、専門学校からの情報は、良いことしか書いてないことがほとんどです。
(情報源として使ってはいけない)
また、自分自身についても、客観的に知っておく必要があります(自己分析)。
具体的な言葉で言えば「仕事に対する適性」があるかということです。
対策
- 「業界研究」をとおして、やりたい仕事についてしっかりと調べましょう。漠然としたイメージが具体的になるまで、踏み込みましょう。
- 自分がやりたい仕事に適性があるかを「自己分析」をとおして客観的に考えてみましょう。
- 「業界研究」「自己分析」が分からない、一人では難しいという人は「【社会人の進学】進学に迷いや不安がある人の悩み解決方法とは」の記事が参考になります。
専門学校に行く必要がないのに行ってしまう
人生に迷った末、とりあえず進学
本当に専門学校に行くのが正解ですか?近道ですか?

ヒロト


ヒロト


ヒロト
と考えてませんか?
この考え自体は、悪いことでは無いと思います。
やりたい事があるのであれば、トライするべきです。
他人が「仕事から逃げるの?」と言っても気にしないようにしましょう。
「逃げる」と言われるよりも、「嫌な仕事を続ける」ことの方が、苦痛なはずですから。
問題は、「専門学校で良いのか?」ということです。
仕事での悩みがある場合、いち早くその状況から脱出したいという心理が働きやすいものです。
また、進学すれば、一時的に仕事の煩わしさから開放されます。
専門学校であれば、プロから教えてもらえて、さらに比較的短期間で目標を達成できるというイメージがあります。
なので、仕事で悩んだ社会人は、短絡的に専門学校を選択してしまいがちです。
対策
- 自分やりたい事を実現するために、1度でもいいから専門学校以外の道はないかを考えてみましょう!
やりたい事に、業務必須資格や超特別な技能が必要無い場合、すぐに実行(転職・起業)してしまうのも手です。 - 精神的に追いつめられていませんか?
実は進学に迷い・不安がありませんか?
この手の悩みは一人で考えてもなかなか解決できません。
無理に解決しようとして、短絡的に専門学校を選んでしまうのです。
そんな方は、【社会人の進学】進学に迷いや不安がある人の悩み解決方法とはが参考になると思います。
学校で学ばないと、自信が持てない
確かに、専門学校を卒業したということは自信につながるかと思います。
学校で学ばないと自信が持てない人は、自分の勉強している過程を人(先生)に見てもらいたいということだと思います。
ですが、最近は社会人が学ぶための方法は多様化しています。
オンライン学習や通信教育の一部では、専任コーチがつき学習状況やモチベーションのコントロールをしてくれる場合もあります。
すなわち、学ぶだけであれば学校に通う必要が無いと言えます。
例えば、飲食業からプログラマーに転職したいという人は、以前では真っ先に専門学校入学を考えるでしょう。
最近は、専門学校より早く・安く、そして転職サポートもするような、プログラミングスクールが増えてきており、このルートで異業種転職を成功させる例が目立ちます(詳しくは別記事)。
それ以外にも、多くの資格や技能がオンラインや通信教育で学べる時代です。
そんな中で、社会人を辞めて専門学校に入ったとすれば、必ず企業の採用面接でこう聞かれるはずです。

面接官
上記の質問の裏には「自分で学べない人なの?」という意味が込められているかもしれません。
対策
- 他の学び方を検討して、やってみる。失敗してもそれほど痛手ではありません。
- まずは、勉強してみる。やってみれば、人に教えてもらった方が良いかの判断材料になります。勉強してみて嫌になるとすれば、そもそも向いていない可能性も。
学ばなくても転職できる可能性を無視している
「やりたい職業は分かっているのに、転職活動しない」
社会人から入学した生徒に「入学前に企業にアプローチした?」と聞くと、
「いいえ、相手にされないかと思って・・・してません」がほとんどです。
一方、採用する側の人事担当者や社長に、
「やっぱり、専門出てからじゃないと採用しませんか?」と聞くと、
「ハイ」と「イイエ」が半々くらいといったところです。
専門学校に行ってなくても採用するという企業では、以下のような意見が聞かれました。
- 技術は入社後に覚えれば良い。結局、教え直しが必要だ。
- 人柄・やる気が何よりも大切。こちらが育てたいという気にさせてくれる人材が良い。
- 資格や学歴で仕事できるなら苦労しない。必要であれば入社後取らせる。

とりあえず転職活動をしないのはもったいない!
転職活動なんか、長くとも数ヶ月程度ですから、失敗してから進学するという道を選んでも遅くはないはずです。
アナタが今から転職活動をして、ラッキーにも自分のやりたいことができる会社に、正社員として採用される可能性もあるのです(失敗してもそれほど痛くない)。
逆に、300万円以上の学費を払って2年以上の歳月をかけて専門学校に行き、もしかしたら自分の行きたい会社に行けるかもしれない可能性(失敗したらかなりの痛手)。
アナタの人生どちらの可能性にかけますか?
対策
- まずは転職・就職活動してみるのが良いです。失敗してもそこで得られる情報は今後役に立つはずです。
- 一般的な求人サイトで調べても、自分一人で判断しなければなりません。「転職支援サービス」に相談するのが早いです。
- 転職支援サービスについては、1社ではなく複数に相談した方が良いです。最初の1社としてオススメは下記に解説。
- いきなりの転職に不安がある人は「【社会人の進学】進学に迷いや不安がある人の悩み解決方法とは」の記事が役立つかもしれません。
ウズキャリ(UZUZ)
まずは、自分のやりたい仕事の求人があるのか聞いてみましょう。
- 完全無料
- 学歴なくても対応可能(高卒・大学中退・専門中退)
- フリーター・ニートでも対応可能
- 就職支援実績3.5万人以上
- 入社後定着率95%以上
- 就職内定率86%
- ブラック企業完全排除
- 時間をかけてしっかりとサポート
- オンライン相談可能!
公式サイト:
ウズキャリ
最後に
専門学校へ入学することが当面のゴールになってしまっている人がいます。
アナタのゴールは「自分のやりたいこと」、「より良い仕事」に就くこと、そして今よりもハッピーな生活を送ることであることを忘れないでください。
