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社会人の学び直し

社会人を辞めて、専門学校に進学するメリット・デメリット

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社会人(会社)を辞めて専門学校に入学する
マンガ 社会人を辞めて専門学校にいく

会社を辞めて専門学校に進学すると、収入はなくなり、学費や生活費で支出ばかりです。
  お金の大切さと、稼ぐ大変さを知っている社会人の皆さんは不安になるのは当然かと思います。
  しかし、医療系国家資格や建築系国家資格などを取得し、専門的な職業に就きたい人は受験資格に学歴があるので進学は避けて通れない道です。
  資格を取って転職することにより、高い給料や安定を得られるかもしれません。
  また、資格は必要なくとも、自分がやりたい仕事につくために専門学校進学を考えている人もいることでしょう。
  一度「やりたいと思ったこと」や「情熱・感情」は、時間がたってもなかなか頭の中から消えないものです。
  なので、挑戦せずに後で後悔したくないと考えている人は、多いと思います。
  重要なのは、確実に「資格取得」できることや「あなたの夢や希望」が実現する、またはそれに近くことだと思います。
  専門学校進学という選択肢にはメリットもデメリットもありますし、夜間の専門学校、通信制大学、4年制大学、短大、通信教育などの多くの選択肢があると思います。
  なので、自分の夢や目標に適切な進路を見つけることが大切です。

大学・専門学校に詳しい先生が解説
先生
様々な視点から専門学校への進学を検討して、後悔のないようにしましょう。

社会人の専門学校進学
 ーデメリットとリスクー

リスク①
卒業時の年齢

年齢によるリスクが一番大きいかと思います。
  専門学校卒業時の年齢が、20代中盤までであれば再就職は難しくないと考えられます。
  20代終盤の人は多少苦戦すると思われ、30代になるとかなりの苦戦を強いられると予想されます(もちろん業界によりますが)。
  苦戦を強いられそうな年代の人は「専門学校を卒業したという価値」に加えて、プラスアルファの価値をアピールすることにより、就活がスムーズにいくかもしれません(図1)。

専門学校卒業後の30代の転職は資格などのプラスアルファの価値が必要
図1 プラスアルファの価値で年齢問題をクリアしよう

この、プラスアルファの価値は、もちろん新卒や20代中盤までの人でも必要なことです。
  しかし、前職での経験や、それによって磨かれた人柄は社会人経験がある人だけの価値です。
  また、図1で示した中に「ITの技術・知識」というのがありますが、どんな業界もIT化が進んでいますので、プラスアルファの価値になりうると思います。IT系の専門学校以外であれば、IT系の資格(ITパスポート、MOSなど)を取得しておくと良いかと思います。
  「プラスアルファの価値」については、専門学校に進学する前から意識しておいた方が良いと思います。

リスク2
希望に沿った就職ができるか?
ー資格が必要な仕事の場合ー

職業に直結する看護師、保育士、建築士、・・・等の資格取得のために、専門学校に入ることは十分意味があります。
  このような資格を取得することができれば、希望に沿った就職も可能になると考えられます。
  ただし、資格試験に挑むのですから、試験に必ず受かるための努力が必要なのは言うまでもありません。資格が必要な仕事ですから資格試験に不合格だと専門的な職への就職は無理になってしまします。
  なので、専門学校選びでは試験合格率(合格者数)が高い学校を選ぶ必要があります。
  ここでのリスクは、専門学校選びで間違ってしまう可能性です。
  パンフレットやホームページに「高い試験合格率」と書かれていても、鵜呑みにしてはいけません
  試験合格率のデータがきちんと情報公開されている専門学校の中から選んだ方が確実です。
  なお、専門学校の情報公開については職業実践専門課程の場合ですが「失敗しない専門学校選び、職業実践専門課程の公開情報の見方」が参考になるかと思います。

リスク3
希望に沿った就職ができるか?
ー資格がいらない仕事の場合ー

資格取得以外の「技術や知識」をメインに学ぶジャンルの専門学校の場合はどうでしょうか?
 希望の就職ができない可能性」がある、というリスクを頭に入れておかなければなりません。
  なぜそのようなリスクが発生してしまうかというと、主な理由は以下の項目が考えられます。

・学歴の壁
業務で必須の資格を保有していれば、大卒との明確な差別化ができますが、これがない場合、大卒と戦う場面が出てきます。
  ただし、学んだ専門分野が専門学校特有の分野、または専門学校の方がメジャーな分野であれば大卒と争うことは少ないと思います。
  逆に、大学でも同じ専門分野を学べる場合はかなり厳しいだけでなく、その専門分野で就職できたとしても「学歴コンプレックス」に悩まされることになるかもしれません。
  ※大学でも同じ専門分野があるかは「マイナビ進学」や「スタディサプリ進路」などの進学系サイトで調べれば分かります。
・技能を証明しにくい
業務に直結する資格があれば、その業界での最低限の知識・技能を有していることが証明できます。しかし、専門分野によってはその様な資格が存在しなかったり、あってもマイナーだったり、誰でも合格できる様な資格の場合もあります。
  資格を技能の証明に使えない場合、履歴書(職務経歴書)や面接での言語による説明になりますので、説得が難しいかもしれません。
  ただし、デザインやCGの分野のように、資格は取得しなくとも作品を制作する分野であれば、「ポートフォリオ(作品をまとめたもの)」を持参することにより技能の証明につながるでしょう。
・そもそも就職先が少ない
これは専門分野によりますが、マニアックな分野であったり、デビューを前提とする分野の場合、希望に沿った就職先は少ない場合が多いです(あえて、分野の事例は挙げませんが)。
  この様な分野の専門学校に進学する場合は、必ず成功するという覚悟を持って取り組む必要があるでしょう。
大学・専門学校に詳しい先生が解説
先生
業務をするために資格を必要としない職業へ転職するための専門学校進学であれば、専門学校に進学する前に、転職活動しましょう。

専門学校行かなくとも希望の職種や企業に転職できる可能性

企業によっては、大学や専門学校の教育にそれほど期待していない場合があります。
  むしろ、「人柄」や「やる気」を評価して、全くの素人でも迎え入れてくれることがあります。
  実は「仕事は仕事で覚える」のが一番早いのです。
  若いのであれば、全くの素人でも異業種への転職のために、どんどん求人に応募すればいいと思います。
  良い会社であればゼロから育ててもらえます。
  仕事をする上で資格がなければ業務できないものを除き、まずは転職にトライしましょう。

転職の相談に乗ってもらえる無料サービスを1つ紹介しておきます。事情を話して進学後に就きたい仕事の求人があるか?専門学校を卒業しないと内定を取れないかなど相談(無料)してみてはいかがでしょう。

 

また、IT系の専門学校を考えているのであれば、1〜2ヶ月の無料講習を実施し、転職斡旋をしてくれる無料ITスクールがあります。
  詳しくは「未経験者がIT業界に転職するために専門学校入学は無駄?」に書きましたのでご参照ください。

未経験からIT業界へ転職するために
IT未経験者がIT業界に転職するために専門学校入学は無駄?

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大学・専門学校に詳しい先生がドヤ顔
先生
転職に失敗してから専門学校で学んでも遅くありませんよ!
トライせずに後悔するのはもったいないですよ。

入学前から転職活動は必須

2年制の専門学校だと、入学してからたった1年で就職活動を始めなければなりません。
  専門学校のカリキュラムはとても忙しいので、就職活動のための時間を思うように取れないことがあります。
  なので、入学前から転職サイトに登録して、情報収集をしましょう。
  希望する会社の求人が見つかれば、在学中でも応募するのはアリだと思います。
  なぜなら、目的は専門学校の卒業ではなく、希望の職業に就くことですから、チャンスは多い方が良いです。

大学・専門学校に詳しい先生が解説
先生
具体的な企業名を専門学校の先生に伝えれば、具体的な就職指導を受けることも可能になります。

リスク4
専門学校を卒業まで続けられるか

専門学校は「大学をあきらめた学生の進路」なので、学力はそれほど不要で、誰でも簡単に卒業できると思うと痛い目を見ます。
  大学4年間とは違い、専門学校は2年間で職業に通用するような人材を育てなければなりません。
  実は、専門学校でしっかりと学んで卒業しようと思えば大学よりも大変です。
  とにかく課題や宿題を多く出されます(そうでないゆるい専門学校は専門性を高められない)。
  「仕事の方がお金ももらえるし、楽だった・・・。」
  と普通になると思います。

大学・専門学校に詳しい先生が解説
先生
とにかく忙しくてバイトができないこともあります。

リスク5
金銭的なリスク

2年制の専門学校を卒業するためには、学費として大体200〜300万円(その他に生活費)かかると思ってください。
  社会人ならこの金額、「うぁ!高額」と感じるはずです。この金額に見合った学校か見極めが重要です。 在学中、忙しくてバイトもできないとなると、奨学金を借りることになります。
  日本学生支援機構の第二種奨学金(利子あり)は、月に最大12万円を借りる事ができます。
  奨学金で学費を賄うことは可能ですが、卒業後、安定した職業に就けなかった場合、返済が滞る可能性はあります。

実際、奨学金を借り、卒業後の収入が不安定で自己破産に追い込まれるケースもあります。
  日本学生支援機構の発表によると、平成24〜28年の間に約8千人が自己破産したため、奨学金の債務が免責になったとの情報があります。
  なので、社会人に限らず、奨学金をもらうのであれば、卒業後にきちんとしたお給料をもらえる職業に就ける専門学校でなければダメです。

社会人経験が2年以上あり、一定の条件を満たす人は、専門学校の「職業実践専門課程」に進学で給付金(返済不要)をもらえるかもしれません。
  詳しい内容については専門学校の「職業実践専門課程」のメリットと認定校一覧社会人が専門学校の職業実践専門課程で学ぶときに使える給付金が参考になると思います。

大学・専門学校に詳しい先生が解説
先生
人生のマネープランをしっかり立てましょう。相談に乗ってくれる専門学校もありますよ。

社会人の専門学校進学のメリット

デメリットやリスクの話を多めにしましたが、専門学校に通うメリットはたくさんあります。

メリット①
資格・検定取得

仕事に直結する資格を取ることで、少なくとも職業や金銭的に安定した人生を歩むことができるかもしれません。
  大学と違い、専門学校では看護師、建築士、美容師・・など職業に必要な資格以外に、多種多様な資格・検定を取得することが可能です。
  資格は転職する時、または女性が子育て後に社会復帰する時にとても役に立つはずです。
  たとえ、民間認定の資格であっても役に立つ資格はたくさんあります。ただし、民間資格の場合は資格のレベルを見極めることが大切です。
  特に、社会人を辞めて専門学校に進学する人は、卒業後の再就職に役に立つ資格をとれる専門学校を選びましょう。

大学・専門学校に詳しい先生が解説
先生
たとえ、卒業後に自分が就職したい企業に就職できなくとも、それなりの資格を持っていれば役に立ちますよ。

メリット②
専門教育を受けたという自信

独学で学んだり、資格を取るよりも先生に指導をしてもらった方が、安心感があるのではないでしょうか。
  授業には必ず成績がつきますので、良い成績を修めれば「業界の知識と技術」をしっかり学んだという自負が生じます。
  自信がつけば、就職活動だけでなく、企業に入社後も安心して仕事を続けられるのではないでしょうか?

メリット③
給付金で進学できる可能性

デメリットのところでも記述しましたが、社会人の人は国からの給付金を使って経済的負担を減らすことができるかもしれません。
  条件を満たした人が、職業実践専門課程に認定された課程(学科)に進学する場合、学費の70%(上限あり)と生活費に使える給付金の2つを受給可能です。
  職業実践専門課程は文部科学大臣が認定するもので、ある程度の「教育の質」が確保されています。
  ですので、「質の高い教育を安く受ける」ことが可能と言えます。
  詳しくは「社会人が専門学校の職業実践専門課程で学ぶときに使える給付金」と「専門学校の「職業実践専門課程」のメリットと認定校一覧」の記事に書きましたのでご覧ください。

メリット④
後悔しない人生のために

社会人になって誰しもが口にする言葉。

「もっと勉強しておけばよかった・・」

社会人を辞めて、専門学校に進学することができることは、もう一度勉強をするチャンスなわけです。
  それだけを勉強する時間を人生で取れることは、素晴らしいことだと思います。
  そして、まだあなたが若いとすれば、無限大の可能性がありワクワクしませんか?
  「やらずに後悔」するのと、「やって後悔」するのでは、あなたにとってどちらがイヤですか?(実際は難しい選択だけど・・)

会社を辞めてまで専門学校に進学はやっぱり不安という人は

高校では進路指導の先生が丁寧に相談に乗ってくれるのですが、社会人になると相談する相手がいない場合があるのではないかと思います。
  会社を辞めて専門学校に進学するなんてことは、親をはじめとした親族にはなかなか言い出しにくいのではないかと思います。
  専門学校進学を含め、自分のキャリアについて第三者の視点に立って相談できそうなのが「そうだんドットミー」というサービスです。
  そうだんドットミーはオンライン(音声のみも可能)、匿名でアドバイザーに相談できます。
  詳しくは社会人の進路相談は「そうだんドットミー」で相談したらどう?で書いていますので、相談する相手に困っている人、進学に不安がある人は読んでみてください。

専門学校に進学する社会人が会社を辞める前にすべきこと

まず、会社を辞めてから専門学校を探そう!みたいなことはやめましょう(ま、それもありかもね;笑)。

進学系サイトを使って情報収集する

インターネット上には、専門学校を紹介する進学系サイトが数多くあります。
  専門学校選びはグーグルの検索よりも進学系サイトがオススメです。
  オススメの理由は「お気に入りに追加」などの比較するための機能があるためです。
  また、パンフレットや学生募集要項は進学系サイト経由で申し込んだ方が住所入力の手間が省けます。

注意

自分が進学したい専門学校が決まっていても、必ず同じ分野の他校との比較をオススメします。できれば多くの学校の資料を比較して納得した上で進学先を決定しましょう。
大学・専門学校に詳しい先生が解説
先生
資料請求は基本的に無料ですので、沢山の資料を取り寄せましょう。

マイナビ進学

「資料請求カート」機能を使うとネットショッピング感覚で資料請求できます。
マイナビ進学の特徴の一つに進学に関するトピック記事があります。他の進学系サイトと比較して分かりやすい傾向にあると思います。

↓マイナビ進学が別ウィンドウで開きます

スタディサプリ進路

進学系サイトでは最大手ではないかと思います。運営はリクルート社で掲載学校数が多いのが特徴です。

↓スタディサプリ進路が別ウィンドウで開きます

社会人の専門学校進学まとめ

人間関係や労働条件などで会社を辞めたいという理由であれば、転職すればいいだけです。
  その理由であれば専門学校に行く必要はありません。
  専門学校に進学して、「新たな知識や技術、資格」を武器にしてより良い道を切り開きたい!
  そういう方はぜひ専門学校に進学することを検討してください。
  ただし、専門学校やその後の就職について、よく調べましょう 例えば専門学校の就職率ですが、注意して見る必要があります。
魅力的な広告に踊らされないようにしましょう。

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