一人暮らしの女子大生に起こりうるトラブルと対策
ストーカー被害
うちの子に限って、または自分に限って、ストーカー被害に遭遇しないと思っていませんか?
2017年のデータによると、ストーカー被害の相談件数は約2万3千件もあります。
そのうち検挙されたものはわずかに10%程度しかありません。
ストーカーをする加害者は元交際相手や知人だったりすることも多く、警察に相談するのをためらう人も多いと思われます。
そのため、統計にカウントされない実際のストーカー被害はもっと多いと考えられます。
全く知らない人やSNSで出会った顔を知らない人物に目をつけられ、ストーキングされると未知の恐怖に怯え続けて過ごさなければならなく、早めに警察に通報するべきです。
帰宅途中に後をつけられ、アパートまでついてこられると犯罪の被害にあう確率が高まります。
この場合、アパートの部屋のドアを開ける瞬間が危険だと言われています。
ドアを開けて中に入ろうとした瞬間、ストーカーに押し込まれる形で部屋に侵入されるケースがあるらしいです。
・・・怖いですね。
犯罪対策はアパート選びから
- 1階の部屋は避ける
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1階の部屋だと窓から侵入されたり、覗かれる危険が高まります。やろうと思えば、鍵が掛かっていてもクレセント錠の部分のみガラスを割れば簡単に入ることができます。
もし、一階の部屋を借りなければならない場合、窓にアルミ格子などの侵入を阻む仕組みがある部屋を選びましょう。特にトイレの小窓などは夏の暑さ対策で開けっ放しにして施錠を忘れがちです。
2階の部屋でも簡単によじ登れるようなベランダがある場合は注意が必要です。
- 廊下などの共用部分に死角がないこと
- 廊下やホールなどに不審者が隠れるようなスペース(死角)がないことが重要です。
最悪、変質者に部屋を知られてしまい、死角になる場所で待ち伏せされると危険です。特に、夜間の照明は安全のために重要ですので、照明器具の設置状況を確認しましょう。
- セキュリティー重視物件にする
- セキュリティー重視物件とは防犯カメラ、オートロックなど安全対策を施した物件です。
特に女性専用アパートではセキュリティーに配慮したアパートが多く、安心です。
最低でも防犯カメラが完備しているだけでアパートで犯罪に遭う確率は大幅に減少します。とある自治体で防犯カメラを設置したところ犯罪率がおよそ半分に減少したという例もあります。
最強のセキュリティー重視物件では、セコムやアルソックなどの警備会社のホームセキュリティを完備している場合もあります。
地震・水害などの自然災害
地震や水害などの自然災害はいつどこで起こるか分かりません。
アパートを借りて一人暮らしをしている時に、もしも災害に遭ってしまったら女性の場合は災害弱者とも言えるので備えが必要です。
非常食や備品のストックは災害後にサバイバルするための物ですが、災害発生時に生存するためにはアパート選びも重要となります。
災害を考慮したアパート選び
- 地震に強いアパート
- 1981年以前に建築された古い建物は(改正前の建築基準法)、現在の耐震基準を満たしていない可能性が高いです。
古い物件なので大抵家賃が安く設定されており魅力的ですが、よく考えてください。
リフォーム等で外見や内装が綺麗になっていたとしても、耐震補強をされているとは限りませんので、築年数には注意が必要です。
また、前述したセキュリティーの面でも古いアパートは問題がある場合が多いかもしれません。
- アパートの立地に注意
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普通、立地といえば通学距離や買い物の利便性が優先されますが、災害に遭いにくい場所という観点も重要です。
海岸付近のアパートを借りる場合は、津波の心配があるので、海面からの高さがなるべく高いものを選ぶのが得策です。
事前に物件の標高を調べるためにはパソコンでグーグルアースを使えば簡単です。また、現地で標高を知るにはスマホのアプリを利用できます。
具体的には標高が20m以上あれば津波の難を逃れられる可能性が高まります。(ただし、南海トラフ地震の想定津波高は10〜35mもあります)
どうしても、海岸近くで低い土地のアパートを借りる場合は、近くに高台や堅牢で高い建物があるかを確認しましょう。
「そんなことまでするのか?」と思われるかもしれませんが「ハザードマップ」の確認はした方がいいです。
ハザードマップは行政のホームページに掲載されていますので、事前に調べておきましょう。
ハザードマップは津波、水害、火災、液状化など災害の種類ごとに作成されていますが、行政によって作成されている種類は異なります。
近年ゲリラ豪雨が頻発し、水害が目立ってきたので、水害に関するハザードマップの確認をお勧めします。
学生向け安心・安全なアパートを選ぶためには
セキュリティーを重視したアパートは、付加価値が高いため家賃が通常よりも高い場合がほとんどです。
しかし、安心・安全をお金で買うと思えば、安い投資ではないかと思います。
ネットで事前に物件を絞り込もう
入学が決まると、大学生協や提携している地元の不動産会社から案内が送られてくることがあります。しかし、大抵の物件はインターネットで調べることができるのでネットで調べましょう。
大学の合格発表後、みんな同じタイミングでアパートを探し始めるので、現地の不動産会社に行ってからアパートを探すと、すでに良い物件はないということも考えられます。
女性の学生向きセキュリティー重視物件を調べられるサイト
条件を指定して探してもらう
色々な不動産サイトを回ったり、引越し先の不動産業者でアパートを探すのが面倒な人にオススメなのが「ietty(イエッティ!)」というサービスです。こちらは残念ながら東京とその近県のみの対応となっていますが、条件を指定するとプロが物件を探して提案してくれます。
提案の仕方が特徴的で、LINEのようなチャットで提案を受けることができます。ですので、空いた時間に提案をチェックすれば良いので忙しい人にピッタリです。
こちらが提示する条件に「女性が一人暮らしする」というふうに指定すれば適切な物件を見つけてもらえます。ただし、原則家賃6万円以上の物件しか取り扱いはありません。
使うには会員登録が必要ですが無料です。探してもらうので高いのでは?と思いますがその逆で、仲介手数料は半額だそうです。
探さないで探してもらう部屋探し体験!
ietty(イエッティ!)
自分で探す
Webで「セキュリティー重視」かつ「学生特典」がついている賃貸アパート・マンションを調べられるサイトの1つは「レオパレス21」です。
あえてレオパレス21の物件をオススメするのは理由があります。
レオパレス21の物件は家具家電付きのマンスリーで、割高というイメージがあるかもしれません。
しかし、水道・光熱費が含まれており、実はそれほど家賃が高くない物件も多くあります。
セキュリティー重視物件の取り扱いもあり、もっともうれしい特典は「部屋の交換ができる」ということです。
2年以上の契約という条件はありますが、入居後から1年以内に一度だけ、好きなタイミングで物件を変更することが出来るようです。
ストーカーに家の場所を知られた場合、気軽にアパートを変えることができます。
普通、ストカー被害に遭っても、引っ越しは最終手段と考えるのがほとんどで、初動が遅くなってしまいます。
レオパレス21のサイトは下記のリンクから飛ぶことができます。リンク先はレオパレス21のトッページとなります。
トップページから「学生のお客様」または「学生さんのお部屋探し」から学生特設ページに進んでください(図1、図2参照)。