

やらせて効果がなかったらと思うと・・




学術論文でも「すらら」の効果が検証され、効果があるという事例があります。
「すらら」の効果について客観的に調査された2つの事例をご紹介しますが、学会誌や学会で発表されたものなので信憑性は高いと思われます。
「すらら」の研究事例
- 「すらら」を使ったら成績が向上した。
- 「すらら」は学習意欲を高める効果が期待できる。
それでは上記2つの事例について詳しく見ていきたいと思います。
「すらら」を使ったら成績が向上した事例
最初にご紹介する事例は山崎ら(2020)文献1による調査で、実際の教育現場に「すらら」を導入した場合の成績の変化について比較したものです。
なお、教育現場で特定の教材について効果を調査した事例は非常に稀なケースで、貴重なデータと言えます。

「すらら」を実施したクラスでは通常授業を補完する形で「すらら」を利用する方法がとられました。


「すらら」を実施したクラスでテストの平均点が向上
両クラスとも期末テストの平均点は中間テストよりも下がるという結果でしたが、「すらら」を実施したクラスでは下落幅が少なかった(-6.5%)という結果になりました(下図)。




下落幅が「すらら」を実施していないクラスに比べて半分以下で済んでいます。
ポイント
つまり、「すらら」には1ヶ月で7.2点ほど成績を向上させる効果があったと考えられます。
ただし、平均点で比較をしているため成績がもっと向上した人もいれば、その逆の場合が含まれている可能性はあります。
ですが、山崎ら(2020)は下記のように結論を述べています。
クラス担任による働きかけやクラスの学習に対するモチベーションの変化による影響も考えられるため、上記結果だけで断定することはできないが、「すらら」を導入することによって一定の学習効果が得られたものと考えられる。
引用:山崎ら(2020)
この研究事例が示す重要な2つの意味
学力向上の事実がこの論文の重要な趣旨ですが、実は他にも重要なポイントを2つ読み取ることができます。
重要な2つのポイント
- 検証方法が科学的で信頼できる
- 低学力層での有効性を確認
❶ 検証方法が科学的で信頼できる

この事例は学会で発表されている学術研究なので、客観的な視点に立った比較研究がなされています。

❷ 低学力層での有効性を確認
この研究が実施された学校※1は水戸女子高校で入試の偏差値は40※2とされています。
平均的な学力が偏差値50なので、平均よりも少し低い学力の集団で有効性が確認できたことになります。
※1 論文中ではM高校とされているが、プレスリリースでは同じ表が引用され実名が公表されている。
※2 偏差値は「みんなの高校情報(外部リンク)」より引用



「すらら」はつまづいたポイントをAIが自動で判断して適切な「さかのぼり学習」をする仕組みがあります。
そして、「無学年式」を採用しているので学年に関係なく自分の不得意なところを克服できる仕組みがあります。
この仕組みについてはすららの特徴に解説がありますので、気になる方は読んでみてください。
↑すらら公式サイトの該当ページに飛びます
「すらら」は学習意欲を高める効果が期待できる。
「すらら」には『AIサポーター』という機能が搭載されています。
「AIサポーター」とはAIが個々の生徒の学習努力に対して声がけ、生徒との会話のやりとりを行うことで、ログイン頻度や学習意欲の向上・学習習慣を定着させることを目的
とした機能です。
亀田(2018)文献2の調査ではAIサポーターの利用と学習量の増加に相関がある
ことを報告しています。
具体的にはAIサポーターを利用している生徒は、利用しない生徒よりも2〜3時間学習時間が多いということが分かりました(下図参照)。

出典:亀田(2018)※ただし、原文をトレースし着色・加筆した。 A群:7つの期間すべてで最低1度は「AIサポーター」と会話した生徒(121名)
B群:それ以外の生徒(ランダム抽出121名)
統計学的に処理をすると、6月後半までは有意な差は認められなかったが、7月前半および全期間では有意な差が見られた
としています。
この結果から「AIサポーター」が心理的メンター※3の役割を果たして、生徒の学習意欲を高めていると考えられます。
なお、亀田(2018)では成績の向上については言及していませんが、勉強時間が自発的に長くなることにより、成績の向上が望めると考えられます。
※3 メンターを直訳すると「指導者」「助言者」。

すららコーチ
◆親の行動・態度がやる気を引き出す
どんな子供も親に褒められれば嬉しいものです。逆に余計な口出しをすれば反発したくもなります。
勉強を促したり、やる気を出させるためにどのように子供と接するのがベストなのか?
悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そんな保護者にアドバイスをしてくれるのが「すららコーチ」です。
親の行動・態度次第で勉強へのモチベーションや成績もだいぶ変わるはずです。
「すららコーチ」については一人で勉強できる環境を構築する「すらら」の学習管理を見れば概要が分かりますので興味ある方は見てください。
ゲームフィケーション(ゲーム的要素)
◆ハマると勉強が楽しくなる
アニメーションを使ったレクチャーや課題をクリアしていくとアバターが成長するなどのゲーム要素は、「すらら」以外のオンライン教材でも採用されています。
ここではご紹介しませんが、このようなゲームフィケーションを学習に取り入れると学習効果があることはいくつかの学術研究でも明らかになっています。
「すらら」に特徴的なゲーム要素といえば、「すららカップ
」が挙げられます。
「すららカップ」は全国の「すらら
」利用者で勉強した努力量を競い合うというユニークな競技で、入賞すると商品がもらえるのですが、なにより本人の自信につながるというメリットがあります(保護者も参加可能)。
これについて詳しくはすららカップの紹介ページを見てみて下さい。
多くの学校にも認められた「すらら」の実力

2021年3月現在、1,096校の学校で「すらら」は教材として採用されています。
また、1,075の学習塾でも採用され、約37.3万人が「すらら」を利用しています。
こんなに多くの教育機関が使っているんだったら効果は期待できそうね!



まずは、1ヶ月だけでも「すらら」をやってみて子供の反応を見てみてはいかがでしょうか?
なお、受講にはパソコンかタブレットが必要ですが、それほど高いスペックを要求されないので、今現在家庭にあるものでも受講可能かと思います(すららの推奨動作環境の確認はこちら)。
文献1:山崎光・山崎育子・山崎秀夫・水戸女子高等学校・宇都宮保護区保護司会・常葉大学,2020,高校数学におけるeラーニング教材使用授業の効果検証,日本科学教育学会第44年会論文集,pp.519-520
文献2:亀田久雄,「AIサポーター」を活用した自発的学習の促進,コンピューター&エデュケーション,Vol.45:pp37-40,2018