
AppleのiPadシリーズと違いAndroid™のタブレットは、多くのメーカーが製造しているため選択肢が多くて迷うと思います。
しかも、1万円くらいから買えるものも存在し、Androidのバージョンも製品によって色々です。
この記事では中高生以上の人が勉強・学習するために最適なAndroidタブレットを選ぶ方法と、オススメの機種をご紹介します。
なお、お急ぎの方はここをタップで機種紹介まで一気にスクロールします。
幼児・小学生向けのタブレットは・・
なお、幼児・小学生向けのタブレットについては下記もあわせてご覧ください。
記事の目次
Androidタブレットは大手・有名メーカー品を買うのが鉄則
Androidのアプリは機種によって正しく動作しないことがあります。
その理由は、多くのメーカーが多彩な機種を生産していることが原因です。
普通、アプリ開発者は実機(実際のタブレット端末)で動作確認してアプリをリリースします。
iPadであれば種類が少ないうえ、製造者が同じAppleなのでバラツキがなく動作確認が容易です。
対してAndroidについては機種やAndroidのバージョンの組み合わせが無数にあり、テストしきれないのが現実です。
なので、有名メーカーの製品ではテスト済みでも、無名メーカーの製品ではテストされていないケースがほとんどだと思います。

このような理由から大手メーカーが製造したタブレットがベターだと考えられます。
最近は大手メーカーがAndroidからChrome Bookへ方針転換しているため、Androidタブレットを販売している大手メーカーは少なくなってきてます。
Androidタブレットを販売する大手メーカー
現在、下記のメーカーが現在もAndroidタブレットを製造・販売しており、安心できるメーカーといえそうです。
- Lenovo レノボ
- ASUS エイスース
- NEC 日本電気
購入時はAndroidのバージョンに注意しよう
最新のAndroidのバージョンは「Android 12」です。
これがはじめから搭載され、販売されている大手メーカー製タブレットはまだ少ないようです。
実際はAndroid8〜11を搭載しているタブレットが販売されてますが、最低でもAndroid9を搭載しているタブレットの購入をオススメします。
なぜ新しいAndroidのバージョンが良いか?
Androidに限ったことではないのですが、なるべく最新バージョンのOS(基本ソフト)搭載のタブレットが良いと思います。
安さに惹かれて古いバージョンの機種購入はなるべく避けましょう。

使用頻度にもよりますが、タブレットの機械的な寿命が尽きるよりも、OSが古いことによる弊害が発生して寿命となると思います。



授業動画視聴・ビデオ通話型授業であればAndoroidでも問題ないが、手書き入力を要求される教材は不向き
オンライン授業はAndroidでも問題ない
動画視聴型の学習方法はスマホでも出来ますが、動画に登場する講師が板書した場合にスマホよりもタブレットの方が見やすいので、タブレット端末はオススメできます。
これは、zoomやスカイプを用いたオンライン授業でも同じことで、画面が大きい方が見やすいはずです。
授業動画視聴の例はスタディサプリが挙げられますが、不安な人は、まずサンプル動画を視聴すれば感じがつかめます。

Androidタブレットの最大の弱点は手書き入力精度
【Asteria】Z会のオンライン学習のような、手書きでタブレット画面に入力するタイプの場合はAndroidタブレットは向いていません。
というのも、Androidタブレットでの手書き入力はほとんどの機種でイマイチです。
なので、手書き入力を伴う学習をするのであれば、AppleのiPadシリーズとApple pencilの組み合わせがベストな選択と言えます。
なお、先ほど紹介した「Z会のAsteria」ではiPadでの使用が必須条件となっています。
Androidタブレットのメリット

Androidタブレットのメリット
- 価格が安いものが多い
- 防水・防塵性能を持つ機種がある
- スマホがAndroidならアプリを共有できる
Androidタブレットのメリット1 価格が安いものが多い
例えばiPad(新品)の場合、どんなに安くても3万円台後半〜になりますが、Androidタブレットであれば1万円台から購入可能です。
国内メーカー製のハイスペックなタブレットでも3万円台から入手できるのはコスト的にメリットと言えます。
Androidタブレットのメリット2 防水・防塵性能を持つ機種がある
通学時に雨に濡れるなんてことは良くあると思いますが、例えばiPadの場合、防水機能はついていません。
Androidタブレットの場合、いくつかの機種で防水・防塵機能を備えているので不意の水濡れに安心できます。
Androidタブレットのメリット3 スマホがAndroidならアプリを共有できる
もし、お持ちのスマホがAndroidであれば、タブレットをAndroidにすると便利かつローコストで運用できます。
スマホで課金したアプリがタブレットでも追加料飲なしに使えます。逆に、タブレットで課金したアプリもスマホで使えます。
Androidで統一することにより効率的にアプリを導入することが可能となります。
Androidタブレットの勉強用に必要な条件と選び方
パソコンの場合、プロセッサー速度やメモリー搭載量が選ぶポイントになります。
しかし、Androidoタブレットの場合、この辺の選択肢がほぼないのであまり気にする必要はないかと思います。
なので、最新の製品は高速に動作するくらいの意識で良いのではないかと思います。

Androidタブレットを選ぶポイント
- 記憶装置の容量
- Wi-FiモデルかLTE搭載モデルか?
- タブレットの画面サイズ
Androidタブレットの選び方1 記憶装置の容量
結論から言うと32GB(ギガバイト)もあれば勉強用としては十分です。
32GBは少なめなのですが、Googleドライブなどのクラウドサービスを使えば、保存容量不足は防げます。(クラウドと接続するための通信環境が必要になります。)
ただし、スタディサプリのように動画を一時的にダウンロードして、オフラインで使用できる場合、保存容量を大きく消費しますので、より大きい保存容量を選択した方が良いです。

ただし、microSDスロット搭載モデルであればmicroSDカードを追加の保存領域にすることが可能です。
Androidタブレットの選び方2 Wi-FiモデルかLTE搭載モデルか?
自宅のみでタブレットを使用する場合、自宅のWi-Fiにつなげて使うことになると思いますが、屋外に持ち出して学習しようとした場合、通信手段を考える必要があります。
お持ちのスマホのプランがギガ無制限で使用できる場合は、スマホのテザリング機能を使ってタブレットをインターネットに接続するのが一般的かもしれません。
その場合、Wi-Fiモデルを選択することになります。
しかし、スマホのテザリング機能には一つ難点があります。
スマホのバッテリー消費が大きい
ということです。


Androidタブレットの選び方3 タブレットの画面サイズはどの大きさが良いか?
資料を見たりすることを考えると10インチクラスが画面が大きいため使いやすいかと思います。
ただし、電車やバス通学でタブレットを使いたい場合は、8インチクラスのタブレットが片手で持てるので便利だと思います。
しかし、ほぼ全ての大手メーカーは、8インチクラスのAndroidタブレットから撤退しています。
タブレットのサイズ感をつかめるように10インチと8インチタイプのタブレットとスマホの大きさを下図に示します。


Androidタブレットの場合アクセサリー類はなるべく早く揃えた方が良い
動画の視聴やオンライン授業では、カバーケースを使って斜めに固定すると使い勝手がいいです。
本体保護の意味合いからもカバーケースの装着は必須です。

Androidタブレットの弱いところは、iPadほどアクセサリーの品揃えがない点だと思います。特に機種に依存するカバー類は選択肢が狭いのが残念です。
メモ
勉強用にオススメできるAndroidタブレットの紹介
AndroidタブレットはAmazonあたりで検索すると聞いたことないようなメーカーのものが良さげに売られています。
筆者はそんなタブレットで一度痛い目を見ているので、信頼できるメーカーの物だけをご紹介したいと思います。

勉強用にオススメのAndroidタブレット10インチ
NEC LAVIE Tab E TE710/KAW
NEC LAVIE Tab E TE710/KAW
Amazonレビュー評価:(2021.12.28)
スペック概要
- プロセッサ:1.8GHz 8コア
- メモリー:4GB
- 記憶装置容量:64GB
- 画面サイズ:10.1インチワイド
- バッテリー駆動時間:12.7時間(ビデオ再生)
- 重量:520g
- 基本ソフト:Android9
- 通信機能:Wi-Fi
- microSDスロット:あり
- 発売開始時期:2020年1月
細かい機種の解説はNECダイレクトの該当ページをご覧ください。
ココがおすすめ
- 防水・防塵機能を持ち、多少濡れても大丈夫です(生活防水なので、お風呂では使わない方が良いです)。
- フルセグチューナーを内蔵しているためテレビを見ることもできます。
- カメラの性能も比較的優秀(800万画素)で参考書や授業資料の撮影にも使えそうです。
- 全体的なスペックが高めですが、3万円台で購入できコスパが高いと言えます。
- 安心の日本メーカーNECの製品です。
ココがイマイチ
販売開始時期が2020年1月なので、ほんの少しだけ古い機種です。そのため、価格も下がっており買い時期だと思います。

Lenovo Tab P11 Pro
スペック概要
- プロセッサ:2.20GHz 8コア
- メモリー:6GB
- 記憶装置容量:128GB
- 画面サイズ:11.5インチワイド
- バッテリー駆動時間:15時間
- 重量:485g
- 基本ソフト:Android 10
- 通信機能:Wi-Fi
- microSDスロット:あり
- 発売開始時期:2020年11月
ココがおすすめ
- Android 10を搭載しています。
- プロセッサー・メモリ搭載量・記憶容量ともに、かなりのハイスペックです。
- バッテリー駆動時間が15時間はかなり長いです
- 本体の厚みが5.8ミリ(最薄部)とかなりの薄型です。
- 前述のNECの機種よりも画面サイズが1インチほど大きいです。
ココがイマイチ
価格が6万円台と少し高めなところ。ハイスペックなゆえに仕方がないとは思います。ですが長く使えるはずです。
勉強用にオススメのAndroidタブレット8インチ
Lenovo Tab M8
Lenovo Tab M8
Amazonレビュー評価:(2021.12.28)
スペック概要
- プロセッサ:2.20GHz 8コア
- メモリー:4GB
- 記憶装置容量:64GB
- 画面サイズ:8インチワイド
- バッテリー駆動時間:12時間
- 重量:305g
- 基本ソフト:Android 9
- 通信機能:Wi-Fi
- microSDスロット:あり
- 発売開始時期:2020年6月
ココがおすすめ
Chrome BookはAndroidタブレットの代わりになります
パソコンにもタブレットにもなる「2-in-1タイプ」のクロームブック(Chrome book)であれば、Androidタブレットの代替になり得ます。
しかもAndroidタブレットではできないこともできます。
上記までにご紹介したAndroidタブレットに気に入ったものがなければ検討する価値はあるかと思います。
特に、レポート作成をする大学生にはクロームブックの方が使いやすいかもしれません。
クロームブックについては下記の記事で解説していますのでご一読ください。
クロームブックに関する記事一覧
・AndroidTMはGoogle LLC の商標です。
・Android ロボットは、Google が作成および提供している作品から複製または変更したものであり、クリエイティブ・コモンズ表示 3.0 ライセンスに記載された条件に従って使用しています。
