




小さな子供にオンライン英会話をさせるために、仕事で使っているパソコンや家族で共有しているパソコンを使わせるのは、壊されるリスクがともないます。
できれば消耗品と割り切って、安いパソコンを与えた方が良いかと思います。
小学校でもプログラミングの授業が正式に導入されていますから、小さな頃からパソコンに慣れることも、これからは大切なことだと思います。
また、オンライン英会話以外にもオンラインで学べる習い事は結構ありますから、子供専用にしたパソコンを活用する機会もあるのではないかと思います。
記事の目次
小さな子供のオンライン英会話にパソコンが良い理由
スマホ、タブレットでもオンライン英会話はできますが、画面が大きい機種を安価で入手できるという点でパソコンが良いかと思います。
大きい画面が良い理由は2つあります。
画面が大きい方が良い理由
1、提示された教材を大きく見ることができる

小さな子供向けのオンライン英会話は、ただ英語で会話するだけでは無く、絵や写真などの教材の提示や絵本の読み聞かせをする場合があります。
このときに、大きな画面で教材を見ることができた方が、子供の認知・理解が早いはずですので、スムーズなやりとりができるはずです。
2、画面と目の距離を離すことができるので、目に優しい

パソコン・スマホの画面から目までの距離を視距離と言います。
この視距離は文字やイラスト等を大きく表示できるパソコンの方が長く取ることができるので目に優しいと言えるでしょう。
また、スマホの場合、首が下向きになるので体にかかる負担が大きくなります。
スマホの使いすぎで下を見続けると、頸椎が真っ直ぐに変形する「ストレートネック」になる危険があります。
ストレートネックになると、頭痛やめまいの症状が出ると言われています。
タブレット端末ではダメなのか?
タブレット端末でも良いが注意が必要
iPad、Android,windows10を搭載したタブレットでも良いかとは思いますが、タブレットの場合5万円以下で購入できる物については画面サイズが10インチクラスまでとなるでしょう。
画面サイズが10インチクラスのタブレットであれば提示された教材を認識するのは容易ではありますが、画面サイズが15インチクラスのパソコンと比較すれば明らかに小さいのは事実です。なので、画面を顔に近づけるという場面が出てくると思います。
特に、タブレットを手に持って使うと、どうしても視距離が短くなりがちです。タッチ操作をしない時は、スタンドを利用しテーブル上に置いて利用するという癖を付けさせるようにしましょう。

なお、タブレット学習が視力に与える影響については「子供のタブレット学習で視力低下や生活に影響はあるのか?その対策とは?」で書いていますのでご一読ください。
スマホ・タブレット依存にならないように
子供がヒマを持て余していて親が相手をできない時、スマホ・タブレット端末でゲームをさせたり、YouTube動画を見せるといったことをする人は多いのではないでしょうか。
そのこと自体に問題があるとは思いませんが、程度の問題があるかと思います。あまりにも長い時間ゲームや動画を見せてしまうと健康に悪いだけでなく、依存性が出てしまいます。
実際、私の兄弟の子供(小学生)はかなりスマホに依存してしまっていて困っています。
なので、子供専用の端末を渡すのであれば、持ち運びが容易ではないパソコンが良いのではないかと思います。(親の目の届く範囲で使わせることができる)
そして、パソコンにはペアレンタルコントロールで制限をかけておくことで安心して使わせることができるでしょう。
タブレット端末でしか受けられないオンライン英会話もある
ここまで、パソコン推しで書いていますが、例えばグローバルクラウンというオンライン英会話ではパソコンは使えません。
使えるのはAndroidタブレットまたはiPadのみとなっています(スマホでもできるが画面小さいため論外とします)。
理由はスカイプではなく専用のアプリでレッスンを行うためです。この専用アプリはWindowsでは動作しません。
オンライン英会話専用に開発された専用アプリなので、10インチクラスのタブレットでも快適な教材提示を受けられます。
他に、QQ KidsとDMM英会話
も専用アプリを使うタイプですが、こちらはWebアプリなので、Windows,Mac,iPad,Androidで使えます。

プログラミングを視野に入れるならパソコン


プログラミングが小学校の教育に導入されました。
小学校で行われるプログラミング教育は開発言語を使った本格的なものでは無く、大抵はスクラッチ(scratch)を用いた簡易的なものであると思います(下図)。

このスクラッチというアプリはWebブラウザ上で動きます。もちろんiPadでもAndroidでも動くのですが、一部の命令はパソコンを前提にしています(例えばキーを押すとか)。
なので、プログラミング教育を家庭でも実施しようと思えばパソコンの方が良いかもしれません。

オンライン英会話で使うパソコンは低スペックで十分
オンライン英会話で使用するアプリはSkypeや専用アプリなのですが、これらのアプリについてはそれほどパソコンの高速さが無くとも対応可能です。
一言で言えば「Windows10が動作するもの」であれば十分です(先ほど述べたスクラッチを用いたプログラミング学習でも同じ)。
もちろんAppleのMacBookでも良いですが、価格が高いのでオススメできません。(本気でIT教育をやるのであればMacが良いと思います)

↑新品の安いパソコンの例
子供が使うのであればパソコンを消耗品と割り切って、中古品やリファビッシュ品といったものでも良いかと思います。
特に、リファビッシュ品は中古品を整備して販売するもので、普通の中古品と比べると安心して購入することができます。

↑リファビッシュ品の例
小さな子供の学習専用にするパソコンの条件
置き場所のことや、移動性のことを考えるとディスクトップPCでは無く、ノートパソコンになると思います。
Windows10が動く機種であれば細かいスペックは気にする必要はありませんが、最低限押さえておきたいポイントが3つほどあります。
1、画面サイズが15インチクラスのもの
画面サイズが15インチクラスのノートパソコンは、一番普及しているサイズなので価格も抑えられており、選択肢が多いです。
持ち運びを考えた場合、13〜14インチのノートパソコンも良いかもしれませんが、新品だと高価で選択肢は狭まります。

2、記憶装置がSSDのもの
パソコンの記憶装置はハードディスク(HDD)とSSDと呼ばれているものが主流となっています。
ハードディスク搭載のパソコンは記憶容量が大容量で安価に購入できるメリットがある反面、衝撃に弱く動作が遅いというデメリットがあります。
逆にSSDは高容量なものは高価になります。ですがSSDは衝撃に強く高速に動作するというメリットを持っています。
子供用に購入するのであればそれほど大容量な記憶領域は必要ないので、衝撃に強いSSDにしておいた方が無難です。

カメラが内蔵されているもの
大抵のノートパソコンでは画面の上の方に小さなカメラが搭載されていると思います。
オンライン英会話は基本的にテレビ電話形式で進めるので、カメラは必須となります。
カメラを内蔵していないパソコンの場合、Webカメラを別途購入する必要があります。

↑外付けWebカメラの例
3、DVDドライブが内蔵されているもの
オンライン英会話で使用するテキストや教材にCDやDVDが付属するものがあるため、DVDドライブはあった方が良いかもしれません。
この場合、DVDはオンラインレッスン中に使うことはあまりないはずなので、予習や復習のために使うものという認識で良いかと思います。
なので、DVDをパソコンで見ないで、テレビやポータブルプレイヤーで見るという方法もあるので必須ではないです。

外付けのDVDドライブについては、スロットインタイプ(例として下記の商品)が子供が自らディスクの出し入れをするのに良いかと思います。
↑外付けDVDドライブの例(スロットインタイプ)
↑外付けDVDドライブの例


オンライン英会話にヘッドセットは必要か?

最初のうちはヘッドセットはいらない
英語を初めてオンライン英会話で学ぶ場合は、親の付き添いが必要となります。
その時に、ヘッドセットをしていると親には英会話の内容が聞こえないので、パソコン内蔵のスピーカーとマイクで英会話をすることになります。
音声のクオリティーはヘッドセット
パソコンの状態や部屋の環境によっては、パソコン内蔵のマイクだと雑音を拾ったり反響したりで、相手に音がよく伝わらないということも考えられます。
また、部屋がうるさいと集中できないだけで無く、相手が話していることをきちんと聞き取れないこともあるでしょう。
ヘッドセットのマイクは口の近くの音声だけを拾うように感度が調整されていますが、パソコンのマイクは離れた場所の音でも拾えるようになっています。
ですので、長くオンライン英会話を続けようとする場合、ヘッドセットは購入した方が良いアイテムだと思います。
なお、子供専用のヘッドセットはラインナップが少ないです。下記にAmazonの商品例を挙げておきます。
↑子供対応の安いヘッドセットの例

オンライン英会話用(スカイプ含む)のヘッドセットの選び方
ヘッドセットのタイプ

両耳の開放・密閉ヘッドフォンタイプが良い
子供がオンライン英会話を行う時に、最適な形状のヘッドセットは開放型(または密閉型)ヘッドフォンにマイクが付いたタイプです(上図一番左)。
このタイプには開放型と密閉型があり、外部の音をほぼ遮断するのが密閉型となります。より集中したい人や、しっかりと発音を聞きたい人は密閉型が良いかと思います。
また、ヘッドセットによっては、スピーカーが片耳しかついていないものもありますが、オンライン英会話では両耳のタイプが良いでしょう。
なお、上図左から2、3番目の耳掛けタイプやインナーイヤー・カナルタイプの物は子供にはフィットしにくいのでオススメできません。
密閉型の例(子供対応品)
開放型の例(子供用ではありません)
ヘッドフォンと単体マイクでも可能
ヘッドフォンと単体のマイクを組み合わせて使うこともできますが、いくつかのデメリットがあります。
そのデメリットは1)マイクが場所をとる、2)話す時にマイクに口を近づける必要がある。といったことです。
メリットは、口を近づけない限り小声の独り言が相手に聞こえないということです。
↑パソコン用マイクの例:接続はUSB
端子の種類には注意が必要

ヘッドセットを選ぶ時に、一番悩むところがこの端子の形状かと思います。
親子で同時にヘッドセット2台を使わない場合、USB接続や無線で繋がるBluetooth接続でも問題ありません。
2台同時に使いたい場合は基本的に3極または4極の3.5mmステレオミニプラグタイプとなります。
パソコンにヘッドフォン端子のみしかない場合やタブレット端末では4極のタイプを選択します。
パソコンにマイク端子がある場合は3極タイプ選択する必要があります。
3極端子の場合はマイク(ピンク色)とヘッドフォン(薄緑色)の2本の端子がセットになっています。
なお、4極のタイプには2種類あり、CITA規格とOMTP規格があり、通常CITA規格のものを使えば問題ないかと思います。
OMTP規格は古いパソコンで使用されていることがあり、古いパソコンで使われていることがあります。

3極→4極への変換ケーブル例
4極→3極への変換ケーブル例
ヘッドセット2台を親子で同時に使いたい場合
小さな子供のオンライン英会話に付き添う時に、子供だけがヘッドセットを使用すると、親は会話の内容を聞くことができません。
この場合、ヘッドセットをパソコンに2台接続すれば親子同時に聞くこと・話すことができるようになります。

パソコンにヘッドセットを2台接続する方法として一番最初に思い浮かぶのが「USBタイプのヘットセットを2台接続する」だと思いますが、これは難しい(不可能)場合が多いようです。
Macの場合、Audio MIDI設定から設定することにより、USBやBluetoothを含めた(混在可能)複数のヘッドセットを使うことができます。
Windows10の場合は、パソコンの機種により可能な場合と不可能な場合があるようです。
これは、USBタイプ2台接続のケースだけでなく、「ヘッドフォンジャック+USBタイプ」や「USBタイプ+Bluetoothタイプ」といった場合でも基本的に同じです。
ですので、Windowsパソコンの場合は3.5mmステレオミニプラグ(3極・4極)を使った接続が確実です(下図)。


メモ
親子・兄弟・友達で同時にオンライン英会話
複数のヘッドセットをパソコンに接続できれば、複数人数でのグループレッスンを受講することができます。
グループレッスンに対応しているオンライン英会話の例としては「リップルキッズパーク
」や「ハッチリンクジュニア
」が当てはまります。
この2つのオンライン英会話では、親子や他の家族、友人などと一緒にレッスンを受けても料金が別途かかりません。
他のオンライン英会話では通常マンツーマンのレッスンが基本となっており、グループレッスン可能な場合でも別料金が発生することもあります。





子供に優しいヘッドセットとは
音量制限ができるヘッドセットが良い
ヘッドセットから、いきなり大音量が流れると子供の耳を痛める恐れがあります。これを音響外傷といい、WHO(世界保健機関)をはじめとして世界中の医療機関で注目が高まっています。
WHOでは100dB(デシベル)以上の音量を15分間聞き続けると音響外傷になる危険があるとしています(100dBという数字は地下鉄構内の騒音に匹敵)。
そのようなことから、子供向けに開発されたヘッドフォンやヘッドセットでは、大きな音が流れないように制限(リミッター)回路を内蔵しているものがあります。
その一例としてAmazonの下記の商品を挙げておきます。この商品は音量制限だけでなく丈夫で安全性の高い設計となっています。
↑安全性の高いヘッドセットの例:接続は3.5mmミニステレオプラグ(4極)。3歳から対応。別途分岐ケーブルを買わなくても2台目のヘッドフォンを分岐接続できる。
オンライン英会話をするためのノートパソコンの例
ネットショッピングで購入できる格安の機種や購入先をご紹介します。上記までの必須条件を備えていて、とにかく安いものを集めてみました。
なお、あくまでも一例です。商品の詳細についてはリンク先の商品情報をご覧ください。
新品の場合
Amazonであれば下記の商品が良いかと思います。
注:両機種とも光学ドライブを内蔵しません。必要に応じて別途購入。
楽天であれば下記商品が4万円前半で購入可能です。なお、下記のリンクは下記機種の楽天内での最安が分かります(別ウィンドウで開きます)。
<最安検索>
acer ノートPC Aspire 3 A315-34-F14U/K
注:光学ドライブは内蔵しません。必要に応じて別途購入。
ヤフーショッピングであれば、下記の商品が4万円前半です。なお、下記のリンクは下記機種のヤフーショッピング内での最安が分かります(別ウィンドウで開きます。注:リファビッシュ品が混じります)。
Lenovo Ideapad 330 オニキスブラック 81D600MCJP
※この機種は説明した全ての条件を満たします。
リファビッシュ品の場合

中古品は買い取ってそのまま販売されることが多いですが、リファビッシュ品(整備済み品ともいう)はメーカや販売店が整備をして販売するので安心です。ただし、見た目については使用感があります。
Amazonであれば下記の商品が良いかと思います。Amazon Renewedと呼ばれるものです。
以下引用Amazon整備済み品は、正常に機能し新品同様に見えるようAmazon認定出品者により検査・テストされた再生品、中古品、展示品、開封品です。パッケージやアクセサリ類は互換品となる場合があります。すべてのAmazon整備済み品には、出品者による最低180日の返品保証が付きます。
注意:両機種ともWebカメラが内蔵されていません。別途購入が必要です。Wifiが外付けです。詳しくはレビューを見てください。
↑Webカメラの一例
なお、ヤフーショッピングと楽天で取り扱っているリファビッシュ品については現在調査中ですのでもうしばらくお待ちください(あまり良いのが見当たらない)。
