通知表の見方、間違えてませんか?
うちの子通知表があまり良くなかったのよ。
他の子より遅れてると思うと、ちょっと不安だわ・・
通知表について正しい認識ができてますか?
えっ!
現在の通知表はクラスの中での順番で決める「相対評価」ではなく、絶対評価となっています(下図)。
絶対評価は簡単にいえば、指導要領で決められた「学習のねらい」についての理解到達度で評価する方法です。
なので、小学校の成績に順位や他人との比較という概念はありません。
親世代は相対評価の通知表の印象が強く残っている人が多いかと思います(2020年から現在の評価方法に変更されました)。
なので、通知表が悪いと人より劣っていると感じても仕方ないことです。
前述しましたが、小学校の成績に順位という概念は無いのですから、他人と比較しても無意味です。
絶対評価のとらえかた
相対評価はテスト等の点数を順番に並べ、「上位○○%は評価A」といった具合に簡単かつ客観性を持った評価が可能でした。
一方、絶対評価では指導者が決めた評価基準を満たすかどうかで成績が決まります。
その評価基準は数値で定められたものではないので、指導者の経験や感覚に左右されることがあります。
ようするに、同じ児童を評価しても指導者が異なると評価も変わる可能性があるということです。
少し曖昧な部分もあるのね。
C評価でもBに近いのか?どん底なのか?によっても今後の対応策が変わります。
例えば、3段階評価A,B,Cの場合、評価BとCの境界付近の評価は判断が難しくなります。
そんな時は、Bを付けてしまうと安心して勉強しなくなる可能性があるので、あえてCをつける場合もあります。
そうすることにより、家庭学習において重点的に補習すべき部分が保護者へ明確に伝わるためです。
きっとあの子のC評価はBに近いはずよ!希望的観測ですけど。
・・いずれにせよ、その部分は優先的に補習しましょう。
補習すべき部分を家庭に伝えるということは、「家庭学習でどうにかしてください」と言われていると認識しましょう。
担任の先生もある程度は意識して指導してくれると思いますが、クラス全体の学習を進める責務があるので期待をしてはいけません。
親がどうにかするしかないのね!
そのとおりです。あの子の将来はあなた次第です。
通知表の内容を子どもと共有する
通知表の内容とその認識を子どもと共有する場合は注意があります。
一言でいえば、親子で「ポジティブにとらえる」ということです。
全ての成績が完全にダメということはないかと思いますので、良い部分にフォーカスして一緒に喜びましょう。
そして、ダメだった部分は「ダメだった」という解釈ではなく、前向きになるような言葉で子どもと話し合いましょう。
例えば「ここを勉強すれば天才になれる」といったポジティブな言葉です。
くれぐれも、残念な気持ちを口に出さないように注意しましょう。
まだ小さい子どもなので、「親をガッカリさせたくないから頑張る」といった考えにはなりません。
親がガッカリすれば、子はショックを受けるだけです。
勉強するモチベーションを高めよう
いくらポジティブに受け止めても、あの子勉強やる気がないのよね〜。どうしましょう。
そんな子に試してもらいたいことがありますのでご紹介します。
勉強するモチベーションを高めるには 1 得意なことから始める
「勉強するモチベーション」と「勉強したことを覚える」ことについては、脳内物質(脳内ホルモン)が関与することが科学的に分かっています。
「勉強していて楽しい」と感じているときは、β-エンドルフィンというホルモンが脳内に分泌されます。
そして、β-エンドルフィンが分泌されていると、記憶の定着も良くなり、集中力も続きます。
β-エンドルフィンは楽しいと思い込むだけでも分泌されます。
おだてて、その気にさせるのも効果ありそうね!
逆に、「勉強やだ」という感情ではβ-エンドルフィンは分泌されないため、集中力も続きません。
それどころか、負の感情では集中力と記憶力を低下させる別の脳内ホルモン(ノルアドレナリン)が分泌されてしまいます。
イヤイヤ勉強させても学習効果は薄いってことね
その通りです。β-エンドルフィンが出る状態を作ることがポイントとなります。
自分が得意な教科は良い精神状態で勉強を進められ、βーエンドルフィンが分泌された状態になります。
なので、まず最初に得意分野の勉強から始め、その余韻があるうちに苦手な分野を勉強させます。
なお、最初のうちは不得意分野の学習時間は短めにし、徐々に時間を増やしていくのも良いでしょう。
勉強するモチベーションを高めるには 2 おもしろい教材を使う
前述したとおり、楽しいという感情はβーエンドルフィンの分泌を促進し、集中力と記憶の定着を促進します。
なので、面白い教材を使って学習させれば非常に効果的です。
例えば、小学生に人気の「うんこドリル」はその典型です。
内容は下品と言わざるを得ませんが、子どもが率先的に学び、学力向上を見込めるのであれば安い投資です。
しかし、しばらくは家庭の中で「うんこ」「うんこ」という声が響き渡るかもしれません(それだけ魅力的)。
う〜んこ♪うんこ♪ フン!フン!フン〜っ!
下品なのはちょっとね・・他には無いの?
タブレット教材は超強力ですよ!下品じゃないし。
すでに、小学校からタブレット端末は渡されているかと思いますが、ルールに縛られ自由にできないでしょう。
さらに、搭載されているアプリは教科書の延長で面白いとは言い難いケースが多いかと思います。
一方、日本の3大タブレット教材「進研ゼミ小学講座」「スマイルゼミ」「すらら」といったものは、料金に見合うだけの面白さや機能を有しています。
これらは共通して、イラスト・アニメーション・ナレーションを多用し効果的に勉強できるのが特徴です。
ゲームフィケーションと呼ばれる教育手法を用いており、ゲーム感覚でしっかりと、しかも楽しく学べる仕掛けが素晴らしいです。
また、詳しくは後述しますが「学習サポート機能」が付属するのが親にとって最大のメリットです。
学習が継続できるように親が導く
何とか机に向かわせることに成功しても、日課として家庭学習を継続できないという話をよく聞きます。
せっかく面白い教材を与えても、最初だけで続かないことも。
これは、本人の問題というよりも親の問題として捉えるべきです。
親は勉強を教えるだけでなく、学習をコントロールしてあげる必要があります。
学習のコントロールは、その子の理解度に応じて下記のようなことをする必要があります。
ようするに、「解らなければ調べなさい」「復習しなさい」「頑張りなさい」と一言で片付けがちな言葉ではなく、具体的に指示してやらせるということです。
しかし、学習のコントロールをきちんとやろうとすると、非常に手間がかかります。
そして、ある程度のテクニックも要求されます。
なかなか時間取るのが大変なのよね
やっぱり学習塾が良いのかしら?
小学校低学年の頃は家庭学習の定着に重点を置くべきなので、学習塾はお勧めできません。
遅れている部分を適切に補習するには、すららというタブレット教材(パソコンも可)が優れています。
教材が「さかのぼり学習」「反復学習」を理解度に応じて自動でコントロールしてくれます。
また、モチベーションをコントロールする機能もあり、例えば学習進捗に応じてアバター(キャラ)に使えるアイテムをゲットしたりできます。
まあ、なんて便利なの♪
しかも、すららの効果は科学的な調査で実証されています。
これ使うだけで良くない?
さらに、「すらら」なら親の負担が軽減されます。
それ、すごく良い!
タブレット教材は子どもの興味を惹いたり、理解度に応じたコントロールをしてくれます。
しかし、ある程度自分一人で勉強することができるようになるまでは、見守りや必要に応じた手助けが必要です。
タブレット教材を使ってもすぐにやめてしまうというケースは、タブレットを与えただけで親のサポートが不十分なケースだと思われます。
どんな教材を使ってもこの部分が重要なポイントですが、親は忙しいうえ、上手に寄り添う方法を誰も教えてくれない。
結局、手探りで進めるしかありません。
その通りよ。どうしたら良いか解らない時も多いのよね・・
「すらら」なら、それらについて親がサポートを受けられますよ。
すららでは「すららコーチ」というサービスが含まれますが、これは子どもではなく親へのサポートです。
勉強をしたがらない子供への接し方や、様々な相談にのってくれるので、孤独で手探りになりがちな家庭学習指導から脱出できます。
家庭での補習を考えてる方は、まずすららをご検討したらいかがでしょう。
まとめ
- 小学1年であれば、まだ取り戻せますので勉強させましょう
- やる気を引き出すためには、教材の工夫を試してみましょう。
- タブレット教材は学習のコントロールが可能なので、持続的・効果的に学習できます。
- 子どもの学習にうまく付き合えないと感じる方は、すららがおすすめです。