
最近良く耳にするDX(デジタルトランスフォーメーション)は多くの日本企業にとって急務とされています。
その中でもIoT(Internet of Things)はDXにおける重要な役割を果たすと言われているのですが、実はエンジニアが少ないという現状があります。

IoTエンジニアが不足するくらいですから教えられる人も少ない現状があります。
なお、ITエンジニア全体で人材不足が懸念されていますが、特にIoTエンジニアは最近できた職種とも言えるため、まだライバルが少ないというメリットもあります。
本記事ではオンライン中心にIoTを学べるプログラミングスクール3校を比較していきたいと思います。
各校とも無料カウンセリングがありますので、興味が湧いた方はぜひ受けてみましょう。

IoTを学べるプログラミングスクール3校

比較したプログラミングスクール
※上記スクール名をクリックするとそれぞれ公式サイトの該当コースへ遷移します(別ウィンドウ)。
なお、学び方のスタイル(通学・オンライン)については下表の通りとなっています。
IoTを学べるプログラミングスクール料金・学習期間の比較
料金の比較
各校の標準料金を下表で比較します。割引や給付金などの情報は表の次の各スクールの料金詳細で説明します。
スクール名 | 料金(税込) |
---|---|
インターネット・アカデミー![]() |
834,680円 |
ウズウズカレッジ![]() |
330,000円 |
ヒューマンアカデミー |
519,750円※2 |
※2 ヒューマンアカデミーを初めて使う人は入会金11,000円別途必要。


割引制度や給付金制度を使えばだいぶ安くなりますよ!
インターネット・アカデミーの料金
インターネット・アカデミーのIoTエンジニア育成コースAは、経済産業省の第四次産業革命スキル習得講座(通称:Reスキル講座)に認定されているため、条件を満たせば最大56万円の給付金を国からもらえます。
つまり・・
給付金をもらえる条件ですが、簡単にいうと雇用保険への加入期間が2年以上です。
その他の詳しい条件等はインターネット・アカデミーの無料カウンセリングで相談できます。

ウズウズカレッジの料金
ウズウズカレッジの料金は条件を満たすと、なんと0円になります。
無料で受講できる条件はウズウズカレッジの紹介企業に就職することです。
なので、転職活動に不安がある人やサクッと転職したい人に最適です。
転職先企業や無料特待プランの詳細についてはウズウズカレッジの無料カウンセリングで聞いてください。
また、2021/10/28時点では「応援キャンペーン」が開催されており、下記の料金で受講できるようです。

ヒューマンアカデミーの料金
ヒューマンアカデミーの料金はキャンペーンにより割引されます。
2021/10/28時点ではこの講座のキャンペーンは行われていないようです。
なお、IoTエンジニア総合講座は「基礎コース」「実践コース」に分割して受講が可能で、その場合の料金は下表のとおりです。
総合コース | |
---|---|
基礎コース | 実践コース |
398,530円(込) | 173,250円(込) |
※別途入会金11,000円が必要

学習期間の比較
学習に必要な期間は下表のとおりです。
スクール名 | 学習期間 |
---|---|
インターネット・アカデミー![]() |
41日間(82時間) |
ウズウズカレッジ![]() |
1〜3ヶ月間※3 |
ヒューマンアカデミー |
6ヶ月間 |
※3 通常は3ヶ月ですが、無料優待プランの場合1〜2ヶ月
IoTを学べるプログラミングスクール転職サポートの比較
各スクールの転職に関するサポートの有無は下表のとおりです。
スクール名 | 転職サポートの有無 |
---|---|
インターネット・アカデミー![]() |
○ |
ウズウズカレッジ![]() |
○ |
ヒューマンアカデミー |
× |
転職サポートはインターネット・アカデミー・ウズウズカレッジが行っていますが、この2つは性質が違います。
インターネット・アカデミーの就職支援はいわゆる一般的な支援です(かなり充実しています)。
それに対して、ウズウズカレッジはIT専門の転職エージェントという側面があり、より積極的な転職支援をします。

IoTを学べるプログラミングスクール学べる内容の比較
学べる開発言語の比較
IoT開発に使われる開発言語はC言語、Java、Pythonの3つが主流ですが、Webアプリと組み合わせて使う場合JavaScript(Node.js)も使われることがあります。
いずれの開発言語も汎用性が高いため、IoT開発以外でも使えるメリットがあります。
なお、今回比較した3校ではPythonを使ったIoTを学べるところはありません。
各スクールで学べる開発言語の種類は下表のとおりです。
スクール名 | 学べる開発言語 |
---|---|
インターネット・アカデミー![]() |
JavaScript(Node.js),HTML,CSS |
ウズウズカレッジ![]() |
Java,C言語※4 |
ヒューマンアカデミー |
C言語 |
※4 両方の言語を学びます。

学習内容の特徴
学習内容の特徴インターネット・アカデミー
IoTエンジニア育成コースA
他の2校とはIoT開発学習の方向性が異なるのが最大の特徴で、一言で言えば「IoT機器の制御に特化した開発」を学べるといえます。
具体的には下記のような特徴があります。
- IoT開発にJavaScriptを使用
- サーバーOS(Linux)の学習に注力
- 他の2校よりも学習難易度は低い
1.IoT開発にJavaScriptを使用
IoT機器本体の開発ではなく、インターネットから機器に接続して制御することを目的としています。
そのため、開発言語はWebサイトの開発に使用するHTML・CSS・JavaScriptを中心に学習します。
また、IoT制御ではサーバーサイド開発言語としてNode.jsおよびNode Redを学びます。
Node.jsは基本的にはJavaScriptなのでWebサイト開発の延長と言えるため効率的に学ぶことができます。
さらに、Node Redはコードを書かなくてもIoT制御ができるというツールなので取り扱いは比較的簡単です。
2.サーバーOS(Linux)の学習に注力
IoT制御をWebページで実現するために、サーバー構築や保守・運用について学びます。
一般的なサーバーOSはLinux系を使うことが多いため、Linuxについて深く学びます。
そのため、Linux技術者認定試験というサーバーエンジニアの登竜門的資格を取れるレベルまで学ぶことができます。
3.他の2校よりも学習難易度は低い
プログラミングなので簡単というわけではありませんが、他の2校と比較すれば学習難易度は圧倒的に低いです。
その理由は、開発言語として習得難易度がそれほど高くないHTML・CSS・JavaScriptを中心に学ぶためです。
個人的な見解ですが、IoTエンジニアリングで今後需要が増えるのはこのタイプだと思っています。
なぜなら、IoT機器が普及すればIoT機器を開発するよりも、機器を利用するためのアプリ開発が必要になるからです。

学習内容の特徴ウズウズカレッジ
IoT/組込コース
JavaやC言語は習得難易度が高いと言われています(私もそう思います・・)。
そういう意味ではヒューマンアカデミーのC言語を使ったIoT開発の学習に6ヶ月かけるというのは理にかなっていると考えられます。
ですが、このウズウズカレッジではJavaとC言語2つ学ぶのに3ヶ月しか使わないのは少し無理があるように感じられます。
カリキュラムを見るとJava、C言語共に基礎的な部分しか学ばないので3ヶ月で修了できるのですが、それには理由があります。
ようするに、本格的なIoT開発は就職後現場で身につける。
そのために現場で困らないレベルの基礎をしっかり学ぶという考え方のようです。
なので、ウズウズカレッジが力を入れている部分は就職(転職)対策です。
長い目で見ると結局現場での経験がモノをいうのがエンジニアの世界です。
他の2校と違い、IT専門の転職エージェントという色が強いのでこのようなやり方が可能となっています。

という考え方です。
いくら勉強しても現場での経験に勝るものはないのです。
未経験からIoT関係のエンジニアに転職するという点では、このウズウズカレッジが一番手っ取り早く確実性が高いと考えられます。
学習内容の特徴ヒューマンアカデミー
IoTエンジニア総合講座
一言で言えば、「IoTをガッツリ学べる」と表現できます。
ようするに、IoTに必要な基礎から実務レベルで使える技術までを長時間かけて学ぶことができます。
この内容を完全に習得できたとすれば、大学の情報工学系学部レベルではないかと思います(この部分だけでは)。
C言語を中心に学ぶので、どちらかというと、IoT機器自体の開発に対応できる学習内容と言えます。
ここでは細かいことは書けないので詳しい内容はカリキュラムの詳細をご覧ください。

IoTを学べるプログラミングスクールまとめ
容易に効率よく技術を身につけたい人は
無料で学びたい人・すぐ転職したい人は
しっかりと実力をつけてから転職したい人は

直接話を聞いて比較すれば確実ではないでしょうか?